【夏山登山】熱中症の症状6つと対策

山の知識

今回の記事では夏の登山で注意すべき熱中症の症状と対策を紹介します。

この記事を読むと

  • 熱中症でどんな症状が見られるか?
  • 各フェーズでの対策

が分かります。

まめぞう
まめぞう

こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!

学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴13年目になりました!

低山はオールシーズン、高山は夏~秋にかけてテント泊縦走しています。

スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーのスタッフです。

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服装のこと、疲れにくい歩き方などなんでもどうぞ!

このブログは日本気象協会のサイトを参考にして作成しています。

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熱中症レベル1

症状

・めまい
・顔のほてり
・立ち眩み
・一時的な失神

長時間暑いところにいると身体の熱がこもってしまい、脳への血流が滞ったり、脳の温度が上がってしまうことで起こります。

対策

・涼しいところで休ませる
・横になって足を10cmほど上げて休ませる
・脇の下や首を冷やす
・水分&塩分補給

自分の力で水分補給ができない、飲んでも吐いてしまう場合は即病院へ!

熱中症レベル2

症状

・手足の筋肉がピクピクする
・足がつる
・手足のしびれを感じる

「熱痙攣」という症状です。
大量の汗をかいたのに水分しか補給せず、塩分が不足した時に起こる症状です。

対策

・スポーツドリンクや塩分タブレットなどで塩分補給
・涼しいところで休む

ナトリウム、カリウム、マグネシウムが入ったものを選ぶのがおすすめです!

熱痙攣が落ち着いても普段と違う、違和感を感じる場合は下山後即病院へ!

夏の登山は水だけでなくスポーツドリンクも持って行きましょう!

熱中症レベル3

症状

・頭痛
・吐き気
・全身の倦怠感
・ごく軽い意識障害

目眩や立ちくらみがする熱失神の段階【レベル1】で十分な水分・塩分補給、身体の冷却ができていないと起こります。

脳や消化管、肝臓への血流が滞ったり、臓器の温度が上昇することで吐き気や倦怠感が生じます。

対策

・涼しいところで休む
・首や脇の下を冷やす
・水分、塩分補給

意識が朦朧としている場合は即病院へ!

目眩や立ちくらみを感じた段階で、すぐ休憩しましょう

熱中症レベル4

症状

・まったく汗をかいていない
・ふいてもふいても汗が出る

上記のように汗のかき方に異常がある場合、熱中症にかかっている危険性があります。

いつもと少しでも汗のかき方が違うと感じたら、すぐに休んで!

対策

・涼しいところで休む
・首や脇の下を冷やす
・水分、塩分補給

熱中症レベル5

症状

・体温が高く体を触ると、とても熱い
・皮膚が赤く乾いている

レベル5まで来るとかなり重症!

熱中症になった状態で熱が出ているということは、汗をかいて身体の熱を下げるという体温調節機能が機能しなくなっているサインです。

対策

・体温が40度以上ある場合は大至急救助要請
・涼しいところに移動
・首筋や脇の下を冷やす
・意識がはっきりしている場合は
 水分・塩分補給を自力でしてもらう

救助要請の場合は多額の費用がかかります。
必ずこのようなケースに備えて山岳保険には入っておきましょうね!

熱中症レベル6

症状

・自分で水分補給ができない
・呼びかけ反応がない
・返答がおかしい
・まっすぐ歩けない
・体がガクガクと引きつけを起こす

ここまでくると重度の熱中症です。

対策

・自分で水分補給できない場合は無理矢理飲ませない
・即刻救助要請して医療機関を受診!

この段階になる前にこまめな水分・塩分補給と帽子を被るなどの対策しましょう。

少しでも気分が優れない場合は日陰で休憩を!

2024年7月31日に国際山岳医の大城和恵氏による熱中症の対策を含めたウェビナーが開催されます。

直近のお知らせとなりますが、ご興味ある方はぜひ申し込んでみてください。

開催日:2024年7月31日19:00~20:15

夏山は熱中症に気をつけて!

熱中症を防ぐためにも水分補給・塩分補給は重要です。

異常に暑い日や体調が優れない日は、登山を取りやめるのも手です。

夏は無理をせず登山を楽しんでください。

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