登山靴のお手入れ・メンテナンス方法を解説

お手入れ方法

こんにちは、このブログの中の人、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!

学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴10年目になりました!

スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーの直営店で働いています。

登山を始めたい、もっと色んな山に登ってみたい!という方を応援したい気持ちで書いています☻

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登山靴ちゃんとお手入れしてますか?

写真AC

皆さん登山靴のお手入れされていますか?

山から下りたら泥や小石が付いたまま、気づいたら靴の中にはカビが生えて、ソールも剥がれてしまった…なんて経験がある方もいらっしゃると思います。

登山靴のお手入れ実は簡単にできるので、今回はメンテナンス方法を解説していきます。

登山靴の寿命

出典:Pixabay(wurliburliによるPixabayからの画像)

登山靴の寿命は一般的に3〜5年と言われています。

何もしなくてもソールのゴムや接着剤が空気中の水分を吸ってボロボロになっていくんです。(=加水分解)

ですが定期的にお手入れをしていなければ、3年未満で使えなくなってしまうこともあります。

せっかく高いお金を出して買った登山靴、どうせなら長く使いたいですよね?

適切にメンテナンスをしてあげることで、登山靴の寿命を伸ばしてあげることができるんです。

お手入れに必要な道具

筆者撮影

①スポンジ:靴用洗剤を擦り込みます。

②靴用ブラシ:登山靴についた土埃や泥をブラッシングで落としてあげます。柔らかい馬毛や豚毛のブラシを使いましょう。豚毛ブラシは100均でも買えます。

③使用済み歯ブラシ:スポンジが入り込めないところや、ソールの泥を落とすのに使います。ソールの泥を落とす時は、タワシと併用すると無敵です。溝に小石が詰まっている場合は、マイナスドライバーを使うと簡単に取れます。

④靴用洗剤:専用の洗剤を使うことで、登山靴の機能性を損なうことなく効率よく泥を落とせます。

⑤撥水スプレー:登山靴の防水性を維持するためにも撥水スプレーを使いましょう。布地タイプの登山靴はレインウェアなどに使う撥水スプレーでOKです。革の場合はクリームタイプを使って塗り込んであげると、革に栄養を与えることができて長持ちします。

山を降りたらまずすること

筆者撮影

登山を楽しんで帰宅したら疲れ切っているとは思いますが、とりあえずこれだけはやりましょう!

インソールを靴の中から出すことです。

余力があれば靴の外側に付いている泥をブラシではたいてあげたらなお良しですが、なかなかしんどいと思うので、中敷きだけは出しましょう。

1日歩いた靴は汗を吸って蒸れています。

中敷きを出してあげるだけでも靴の中の蒸れが放出されるので、とりあえず帰宅したらこれだけはやりましょう。

お手入れ方法を解説

①中敷き、靴ひもを取りはずす

筆者撮影

登山靴を洗うときはまず中敷きと靴紐を外します。

②靴用ブラシで泥や砂埃を落とす

筆者撮影

柔らかい馬毛や豚毛で作られた靴用ブラシを使って乾いた泥や砂埃を落としていきます。

汚れがそこまでひどくない場合は洗剤を使わず、これだけでOKです。

③ソールについた泥や小石を落とす

筆者撮影

使い古した歯ブラシやタワシを使ってソールに付いた泥や砂利を落としていきます。

ブラシで取り除けないような小石はマイナスドライバーを使用すると簡単に落とせます。

最低限この工程までやってあげるだけでも登山靴は長持ちするんです!

④靴全体を濡らす

筆者撮影

靴の外側全体を濡らします。

靴の内側まで濡らすと乾くのにかなり時間がかかるので、内側を洗うのはよっぽど臭いが気になる場合のみでOKです。

内側を洗った場合は乾かすときに中に新聞紙を詰めると乾きが早くなります。

⑤スポンジに靴用クリーナーを付けて洗う

筆者撮影

スポンジに靴用洗剤を付けて洗っていきます。

筆者撮影

こんな感じで洗っていきます。
ソールはタワシを使うと洗いやすいです。

ちなみに私はこちらの靴用洗剤を使用しています。

出典:モンベル(モンベル | オンラインショップ | ブーツ&シュークリーナー (montbell.jp))

⑥すすぐ

泡が残らないようによくすすぎましょう。

⑦乾燥

風通しのよいところで陰干しします。

直射日光の当たるところに干すと、紫外線によりゴムの劣化やアッパーの生地の劣化が早くなります。

靴の中も洗った場合は新聞紙を詰め込んでおくと早く乾きます。

⑧撥水処理をする

筆者撮影

布や合成皮革の靴にはスプレータイプの撥水剤をふってあげればOKです。

本革の場合は革用の撥水スプレーでもいいですが、クリーム状の塗り込みタイプのものを使うと革に栄養を与えられるので長持ちします。

今回私が洗った登山靴は布地+合成皮革なのでこちらの撥水スプレーを使用しました。

出典:モンベル(モンベル | オンラインショップ | S.R.スプレー330mL (montbell.jp))

保管方法

出典:O-DAN(Photo by Erik Mclean on Unsplash)

登山靴を保管するときは風通しの良い日陰で保管しましょう。

次の保管方法はNGです!

  • 下駄箱の中、買った時の箱の中にしまう→湿気がこもってカビが生える原因になります。
  • 湿度の高い場所に保管→空気中の水分を吸うため、加水分解によりソールの寿命が縮まります。
  • 直射日光が当たるところに保管→紫外線で靴のラバー、生地が劣化します。

2週間に1回ほど、日陰に出して風を当ててあげるとなお良いですね。

お気に入りの1足を長く使おう!

出典:O-DAN(birglによるPixabayからの画像)

登山靴はきちんとメンテナンスしてあげれば、一般的な寿命よりも長く使うことも可能です。

是非きちんとお手入れをしてお気に入りの1足を長く使ってくださいね。

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