【レビュー】モンベルのインナー「ジオライン」を3年使ってみた

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こんにちは、このブログの中の人、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!

学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴10年目になりました!

スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーの直営店で働いています。

登山を始めたい、もっと色んな山に登ってみたい!という方を応援したい気持ちで書いています☻

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モンベルのインナー「ジオライン」をレビュー

筆者撮影

モンベルの化繊インナー「ZEO-LINE(ジオライン)」をご存知ですか?

ポリエステル100%でできているアンダーウェアなんですが、汗冷えしにくく年中着ることができるんです。

登山でも普段使いでも大活躍間違いなしのZEO-LINEインナーを3年間使ってみたので、新品と比べてどうなったかを検証していきます。

ZEO-LINE(ジオライン)とは?

出典:モンベル(モンベル | オンラインショップ | ジオライン L.W. Tシャツ Men’s (montbell.jp))

そもそもジオラインて何ぞや?というところを解説していきます。

ジオラインはポリエステル100%で出来ており、吸水速乾性が非常に高いインナーです。

また保温性も兼ね備えており、夏山高山だけでなく冬山や冬の普段着としても快適に使うことができます。

ちなみにジオラインシリーズは厚み別に4種類あるので、分かりやすく(?)ユニクロのインナーと比較して簡単に説明します。

ZEO-LINE クールメッシュ:最も薄いインナーで真夏に最適。メッシュ地なので通気性は抜群です。ユニクロで言うエアリズムに当たります。
ただし夏山低山の登山などかなり汗をかくシーンでは、薄手すぎて汗を吸いきれないという噂も・・・
暑い夏の普段使いにはかなりオススメです。

ZEO-LINE ライトウェイト:適度な保温性もありつつ吸水速乾性もあるバランスの良いインナーです。ユニクロで言うエアリズムとヒートテックの中間のような位置づけ。
春山~夏山高山、秋山まで幅広く活躍してくれます。夏の普段使いにはちょっと暑いかもしれません。

ZEO-LINE ミドルウェイト:中厚手なので保温性が高く、春山・秋山登山にオススメです。冬の普段着インナーとしても活躍してくれます。ユニクロで言うヒートテックです。

ZEO-LINE エクスペディション:ZEO-LINEシリーズの中で最も分厚く、厳冬期の登山にオススメです。ユニクロのヒートテック極暖にあたります。
寒がりな方は真冬の普段使いインナーとして使うのもオススメです。

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ジオラインの特徴

①抜群の吸水速乾性

出典:モンベル(モンベル | オンラインショップ | ジオライン L.W. Tシャツ Men’s (montbell.jp))

ジオラインの最大の特徴は高い吸水速乾性です。

水分の拡散性・速乾性に優れるポリエステルを使用しているので、かいた汗を素早く吸収して広範囲に拡散、すぐに乾かしてくれます。

さらに繊維1本1本の表面に撥水加工を施しているため、肌にべたっと貼りつくような感じが少なくなるんです。

②保温性

出典:モンベル(モンベル | オンラインショップ | ジオライン L.W. Tシャツ Men’s (montbell.jp))

ジオラインのライトウェイト以上の厚みのものには保温性もあります。

薄手のライトウェイトにはストレッチスパン糸という糸が使われています。短い繊維を使用することで繊維と繊維の間に空気を含みやすくなり、その空気が断熱材の役割を果たすことで温かさを感じるんです。

またミドルウェイトとエクスぺディションはボックス構造と言われる2枚の生地を隔壁でつないで生地の間に空気の断熱材を作ることができるんです。

このボックス構造は保温性が大事な寝袋によく使用される構造です。

③気持ちの良い着心地

出典:O-DAN(Photo by Ben White on Unsplash)

ストレッチが効いているのはもちろんなんですが、他にも細かい部分まで着心地が追求されているんです。

繊維に銀イオンを練り込むことで制菌作用が施されています。
細菌が繁殖するのを防いでくれるため、嫌な汗のニオイを抑えてくれます。

さらにインナーの縫い合わせ部分の糸にカーボン繊維を用いているため、自然な放電作用が起きます。
これにより静電気が起きにくくなるんです。

冬に嬉しい機能ですね。

新品のジオラインと3年使ったジオラインを比較・レビュー

筆者撮影

3年着用したものと新品を比較していきます。

筆者撮影

新品はフワッとした感じがありますが3年目になるとフワッと感はなくなり、若干生地も薄くなってきています。

着心地としてはやっぱり新品の方が吸汗・速乾性は高いです。

3年着用した方を着て7月に白山に登ったところかなり汗をかいたのですが、べたっと肌に貼りつくような感覚はありました。

また乾きも遅かったように感じます。

実際に水を垂らして水分の拡散性を見てみます。

筆者撮影

最初に水を垂らした方(手前側)が3年使用、後に水を垂らした方(奥側)が新品です。
明らかに新品の方が水を吸うスピードが速いですね。

とは言え3年使用したジオラインでも普段使いとしての使用なら問題ないレベルだと思うので、登山用には使えなくなってきたなと思ったら普段用にしても良いと思います。

モンベルのジオラインで山でも街でも快適に

筆者撮影

ユニクロのインナーと比べるとモンベルのジオラインインナーはお値段は張りますが、吸水速乾性だけでなく保温性もあって着心地も抜群なのでお値段以上の価値はあります。

山だけでなく普段使いとしても使えるので、登山用インナーの購入を迷っている方に是非試してみていただきたいです。

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