「コスパ最強」で話題のワークマン。
春夏の人気アイテムである「肌がサラサラzero dry」シリーズが2022年モデルで大進化を遂げました。
2021年モデルと比べてどこが変わったのか、徹底比較していきます。
また2022年最新モデルを着て山にも登ってきたので、実際に山で使えるのかもレビューします。
この記事を読むと
・登山での日焼け防ぎたいけど、長袖って暑くない?
・ワークマンの夏向け長袖Tシャツって涼しいの?
・2021年モデルのzero dryシリーズはもってるけど、2022年モデルはどう変わったの?
ということが分かります。
こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!
学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴11年目になりました!
スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーの直営店で働いています。
ZERO DRY vs ZERO DRY NEOどこが違うの?
スペック
大きく変わったのは、生地の混率ですね。
ポリプロピレンの混率が2021年モデルは裏面に100%だったのに対して、2022年モデルは35%となっています。
またポケットが付いたのも人によっては嬉しいポイントかもしれません。
ポケットを付けたのにお値段を据え置いてきているのが、ワークマンの恐ろしいところです・・・。
素材の比較
表面のデザインはまったく変わっていないのですが、裏面を見るとその変化が一目瞭然です。
2021年モデルのzero dryには裏面にビッシリと白い繊維が張り巡らせてあります。
これがポリプロピレンなんです。
ポリプロピレンは疎水性。
水を含まないので、肌面にある汗を吸い上げてすばやくウェア表面に上げてくれます!
対して2022年モデルのzero dry NEOは裏面に黒い繊維が碁盤の目状に敷き詰められています。
この黒い部分がポリプロピレン、ブロックとブロックの間の部分がポリエステルです。
ブロック調にポリプロピレンを配置することによって、裏面に凹凸感が生まれます。
これによってポリプロピレンが吸った汗を上のポリエステル繊維に上げている間、ベチャッと感を感じにくくなるんです。
✓ポイント
2022年モデルはポリプロピレンをブロック調に配置
→生地が肌に貼りつくようなベチャッと感を軽減!
吸水性の比較
生地裏面に水を垂らしてどれぐらい早く吸水するかテストしてみます。
ちなみに2021年のzero dryは登山でかなり着たので、新品のものより機能性は落ちています。
動画を見ると一目瞭然。
2021年モデルは疎水性のポリプロピレンを肌面前面に張り巡らしているため、水をまったく吸いません。
水分を弾いてゆっくりと表の生地に吸収・拡散させることによって肌面をドライに保ち、汗冷えを軽減するテクノロジーです。
一方2022年のZero dry NEOはポリプロピレンとポリエステルがブロック調に配置されているため、水分がスッと吸収されました。
✓ポイント
2021年モデル:水分を弾いて肌のベタツキを抑える
2022年モデル:裏面の生地が素早く水分を吸って、表の生地に拡散
重量の比較
まず2021年モデルから計測します。
154g。とても軽量というわけではないです。
対して2022年モデルも計測します。
ポリプロピレンの混率は2021年よりも減っているのですが、重たくなっています。
ポケットが付いた分、パーツや使う生地の量が増えたことが原因でしょう。
その他の機能は?
縫製パターンやシルエットに変化はありません。
大きな変更箇所としては、ポケットが付いたことです。
左わき腹部分に小さめのポケットができました。
スマホや鍵など小さいものを収納するには便利ですね。
ただスマホを入れてランニングや登山などするとなると、普通に重たいのとスマホの角が当たって痛いです。
鍵や小銭など小さいものを入れる分にはいいかなと思います。
気になるロゴは?
ワークマンの商品で気になるのはロゴの位置ですよね。
デカデカと「Filedcore」や「Find-out」と書いてあるロゴが嫌という方は一定数いらっしゃいます。
2021年モデルと2022年モデルでロゴの位置に違いはありません。
首の後ろと右肩部分に「ZERO DRY NEO -5℃」というロゴがあり、一見ワークマンとは分かりません。
Theワークマンなロゴが気になるという方でも、そこまで気にせずに着られますね。
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実際に山に登って違いを体感
筆者まめぞうは身長163cmの女性、体質的には暑がりです。
5月以降の低山登山で長袖なんてありえない!!!
こんなレベルの暑がりです。
2022年モデルのzero dry NEOを着て4月末の六甲山系の荒地山に登ってきました。
快晴でしたが前日が雨だったので、日陰に入ると少しヒンヤリするような心地よいコンディションです。
ちなみにこの日の最高気温は21℃。
朝起きてzero dry NEOを着た瞬間からヒンヤリ感を感じました。
接触冷感作用が特にあるわけではないのですが、肌面の凹凸感によって空気の通り道ができるからでしょうか。
登り始めて順調に汗をかいてきました。
昨年2021年モデルのzero dryを着て登山もしたのですが、いくら肌面にポリプロピレンがあるとは言え、汗をかいたときに背中のヒンヤリ感は感じていました。
ただし今回のzero dry NEOは違います!
荒地山山頂に着くころには汗をかいて、背中はシットリ濡れていました。
ですが「汗冷えしそう」というヒンヤリ感がないんです。
さらにTシャツの生地が肌に貼りつく感じもなく、かなり快適。
zero dry NEOは私と同じ汗かきの人に是非試してみていただきたいTシャツだと感じました。
長袖でも快適!夏山登山を楽しもう
暑い季節の登山で不快な汗冷えを軽減してくれるワークマンの「Zero dry NEO遮熱-5℃長袖Tシャツ」。
UVカット機能も付いているので、紫外線対策もバッチリなんです。
「暑いのは嫌!でも紫外線対策はしっかりしたい!」という方や、「温かくなってきて山に行くとめちゃめちゃ汗をかく・・・」とお悩みの方に是非一度試してみていただきたい逸品でした。
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