【モンベル】夏におすすめ!wickron素材を徹底解説

ウェア

モンベルの大人気Tシャツに使われている素材と言えば「wickron」ですよね。

「wickron」と一口に言っても、お店に行くと色んな種類のTシャツが販売されています。

「どの素材が良いか分からないから、とりあえず好みの色で買っている」というあなたのために、モンベルのwickron素材を徹底解説します。

季節に合ったwickron素材を選んで、快適な登山を楽しみましょう!

この記事を読むと

・モンベルのwickronって何?

・いろいろ種類があるけど、どう違う?

・透け感や汗ジミって、正直どう?

ということが分かります。

まめぞう
まめぞう

こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!

学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴12年目になりました!

低山はオールシーズン、高山は夏~秋にかけてテント泊縦走しています。

スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーのスタッフです。

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モンベルのwickron素材って?

筆者撮影

モンベルのwickron素材とは、一言で言うとポリエステル100%のTシャツ素材のことです。

ポリエステル100%なので吸水速乾性に優れるのが一番のポイントです。

wickron素材は表面と肌面で異なる繊維が使われています。

表面はコットンのような柔らかな肌触りが特徴のポリエステル糸を使用し、裏面には異形断面糸という断面が十字の形をした糸を使っています。

筆者作成

異形断面糸を肌面に配置することで、このようなメリットが生まれます。

・繊維の間に空間ができるので、水分を多く溜めこむことができる

・肌との接触面積が少なくなるので、ベタツキを軽減

汗を素早く吸って乾いてくれる上に、肌面のベタツキも少なくなるんです。

さらに90%以上の紫外線遮蔽率もある上に、消臭加工・防臭加工も付与されています。

まさにwickronは登山にピッタリの素材と言えるでしょう。

まめぞう
まめぞう

wickronの機能まとめ

・表面はコットンのような柔らかタッチ

・肌面は十字型の異形断面糸を使用

→吸水拡散性に優れる

→肌のベタツキを軽減

・UVカット

・消臭/防臭機能

モンベルのwickron素材を徹底解説

wickron クールライト

出典:モンベル(モンベル | オンラインショップ | クールライト ロングスリーブT Men’s (montbell.jp))

「クールライト」はモンベルのwickronシリーズで一番薄い生地です。

極薄なので熱がこもりにくく、通気性に優れます。

白色でも90%以上のUVカット率を誇り、夏に嬉しい素材です。

防臭加工が施されているので、ニオイの元となるバクテリアの発生を抑えてくれます。

ただ、薄いがゆえに汗を吸う量には限界があり、滝汗をかく方はすぐにシャツがビシャビシャになってしまうかもしれません。

また薄いので白色を選ぶとかなり透けます。

透けるのが気になる方は、下にインナー必須です。

wickronクールライトの特徴

・モンベルTシャツラインアップの中で、一番薄くて涼しい素材

・紫外線遮蔽率90%以上

・防臭加工つき

wickronクールライトのデメリット

・汗を吸う量が少ない

・下のインナーや乳首が透ける

wickron クール

出典:モンベル(モンベル | オンラインショップ | クールT Men’s (montbell.jp))

クールライトよりも肉厚になりますが、通気性と吸水拡散性の2種類の機能が2層になっています。

通気性と吸水拡散性に優れるので、真夏の登山でも涼しく快適に着られます。

かいた汗をすぐに吸って拡散してくれるので、肌面に汗が残らずベタツキにくいです。

UVカット加工もされていて、白色でも90%以上のカット率を誇ります。

さらに消臭加工も施されているので、汗のニオイもしにくいです。

wickronクールシリーズの中に、「クールパーカ」という商品があります。

出典:モンベル(モンベル | オンラインショップ | クール パーカ Men’s (montbell.jp))

クールパーカは通気性、吸水速乾性、UVカットに加え撥水機能も付いています。

水辺のアクティビティで着ても水を弾いてくれるので、ベチャベチャにならず快適に着られます。

マリンアクティビティ時の紫外線対策としても使えるので、おすすめの商品です。

wickronクールシリーズの気になる点は、生地表面の糸がほつれやすいことです。

鋭利なもので引っ掛けてしまうと、糸が出てきてしまうので取り扱いには注意しましょう。

wickronクールの特徴

・通気性と吸水拡散性に優れる2層構造

・紫外線遮蔽率90%以上

・消臭加工つき

wickronクールのデメリット

・表面の生地がほつれやすい

・消臭機能なので、防臭加工に比べるとニオイが気になる

wickron

出典:モンベル(モンベル | オンラインショップ | WIC.T ワンポイントロゴ Men’s (montbell.jp))

モンベルのwickronシリーズの中で、一番アイテム数が多いのが「wickron」です。

Tシャツから襟付きシャツ、ポロシャツまで、山でも普段着でも使えるウェアがラインアップされています。

Tシャツはプリントの種類が豊富なので、好みのデザインの物を選べますよ。

wickronはポリエステル100%でありながら、コットンのような柔らかな風合いが特徴です。

合成繊維のチクチク感が苦手な方でも試しやすい風合いだと感じます。

見た目もスポーツウェアによくあるポリエステル100%のテカテカしたTシャツとは違い、光沢のないマットな見た目になっています。

肌面には異形断面糸の繊維を使っていて、普通のポリエステル糸よりも吸水拡散性に優れます。

消臭加工、UVカット機能も備わっているので、夏にピッタリの素材です。

気になる点としては、下のインナーの透け感が気になります。

薄いので通気性が高いのですが、黒いインナーを着て白いwickron Tシャツを着ると確実に透けます。

気になる方はベージュやグレーなどの淡色インナーを着ましょう。

水分の拡散性が高いので、コットンTに比べると汗ジミは目立ちません。

ですが滝汗をかく方がグレーなどの淡色を着ると、さすがに汗ジミが分かります。

汗ジミが気になる方は濃い色のTシャツを選んでおくのが無難です。

wickronの特徴

・豊富なラインナップ

・紫外線遮蔽率90%以上

・消臭加工つき

wickronのデメリット

・薄いのでインナーが透ける

・消臭機能なので、防臭加工に比べるとニオイが気になる

wickron ZEO

出典:モンベル(モンベル | オンラインショップ | ウイックロン ZEO T Men’s (montbell.jp))

wickron ZEOは肌寒い秋~冬や、寒がりの方が夏の高山で着るのにおすすめの素材です。

吸水拡散性に優れるので、汗冷えしにくい素材になっています。

程よく通気性もあるので早春や晩秋など、動くと暑くなる季節でも暑くなりすぎない印象です。

表面と裏面で組織が異なり、裏面は凹凸感があるので汗をかいてもベタツキにくくなっています。

防臭加工が施されているので、汗のニオイがしにくいのがポイントです。

ただ通気性があるため、冬に着るときは防風性のあるウェアを重ね着するのがおすすめです。

まめぞう
まめぞう

暑がりの私は厳冬期の低山で、薄手のメリノウールインナーに

wickron ZEOの長袖Tシャツを重ねて着ています。

wickron ZEOの特徴

・肌寒い季節に使える適度な保温性

・腕まくりしたときにずれ落ちにくい縫い目

・紫外線遮蔽率90%以上

・防臭加工つき

wickron ZEOのデメリット

・通気性があるので、風があるときは防風ウェア必須

・暑がりの人にとっては真冬以外に着ると暑い

wickron ZEOサーマル

出典:モンベル(モンベル | オンラインショップ | ウイックロン ZEOサーマル ロングスリーブジップシャツ Men’s (montbell.jp))

wickron ZEOサーマルはwickronシリーズの中で、もっとも保温性が高い素材です。

表面はジャージのような生地感ですが、裏面は微起毛素材になっています。

生地に厚みがあるので他のwickronシリーズに比べると、速乾性には劣ります。

ですが程よい保温性で、肌寒い季節のミドルレイヤーや、厳冬期のベースレイヤーとして活躍してくれます。

ただ表面はジャージのような見た目になっているので、摩擦強度はそこまで強くないです。

そのため使っているうちに毛玉ができてくる可能性は高いです。

wickron ZEOサーマルの特徴

・wickronシリーズの中で一番保温性に優れる

・腕まくりしたときにずれ落ちにくい縫い目

・紫外線遮蔽率90%以上

・防臭加工つき

wickron ZEOサーマルのデメリット

・摩擦強度が弱い。毛玉に注意!

まめぞう
まめぞう

5つのwickronシリーズを紹介しましたが、夏におすすめなのは

・wickron クールライト

・wickron クール

・wickron

の3つです!

wickronの機能性をテスト

吸水拡散性

筆者撮影

新品のwickronTシャツで吸水拡散性をテストしてみます。

水を垂らしてみても、すぐに吸って広がっているのが分かります。

これだけ拡散が早いと、乾くのも早くなるので汗冷えしにくい素材であることが分かります。

筆者撮影

汗ジミの見えやすさもチェックしてみましょう。

水色のTシャツに水を含ませてみました。

若干色が変わっているのが分かります。

滝汗をかく方は淡色のTシャツを避けるのが無難です。

まめぞう
まめぞう

滝汗族の私は紺か白のTシャツを着ています。

水色は仕事のときだけ・・・

透けやすさ

先ほど「wickron Tシャツは透ける」と説明しました。

実際黒インナーを着たときに、どれぐらい透けるのか確認してみましょう。

まずは白いTシャツ。

筆者撮影

全体に見ても薄っすらと黒いインナーが透けています。

近くで見るとインナーのラインが分かるぐらいには透けてしまっています。

続いて水色のTシャツもチェック。

筆者撮影

全体で見ると白色のとき程は透けていません。

ですが近くに寄ると、若干黒いインナーが透けてしまっています。

透けるのが嫌な方は濃色のTシャツにするか、インナーをベージュにするなどして工夫しましょう。

首元のヨレ

筆者撮影

新品のwickron Tシャツと、着用3シーズン目に入るwickron Tシャツの首元を確認してみます。

3年目のTシャツは若干首元がヨレているかなという印象です。

ですが普通のコットンTよりは確実にヨレにくいです。

3,000円以下のTシャツで3年着ても許容範囲レベルなので、かなりコスパが高いTシャツと言ってよいでしょう。

防臭機能

筆者撮影(蝶ヶ岳~常念岳縦走登山中)

防臭機能に関しては筆者の体感になってしまいますが、一応レビューしておきます。

筆者は消臭加工付きのwickronのTシャツと防臭加工付きのwickron ZEOの長袖シャツを持っています。

防臭加工だと、そんなに汗のニオイは気にならないです。

ですが消臭加工が付いているwickronだと、滝汗をかいたときはニオイが気になります。

また数日間同じTシャツで縦走していると、さすがに下山日には臭います。

「消臭機能がついてるなら、ニオイは気にしなくてOK!」というわけではないです。

まめぞう
まめぞう

縦走登山でニオイが気になる方には

メリノウールを使用したTシャツが超おすすめです!

モンベルのwickronは年中使える機能素材

筆者撮影

モンベルのwickronシリーズ5つを紹介しました。

それぞれに厚みが異なるので、季節や体質に合わせて選べます。

吸水速乾性だけでなく、UVカットに消臭/防臭加工がついているので、まさに山にピッタリの素材なんです。

モンベルのwickron素材をまとって、山に出かけてみてくださいね。

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