「ワークマンのコスパがヤバいらしい・・・」と巷で話題ですね。
ワークマンが登山で使える!と紹介しているブロガーさんもたくさんいらっしゃいます。
でも実際お店に行くと商品がありすぎて、迷える子羊になったりしませんか?
今回はワークマンの数あるパンツから山でも履けると思うものを一気に2択に絞り、その違いを比較していきます。
この記事を読むと
・ワークマンのパンツは結局どれを選んだらいいの?
・メリットもデメリットも知りたい!
・実際山で履いた時の履き心地ってどうなの?
ということが分かります。
こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!
学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴11年目になりました!
スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーの直営店で働いています。
ワークマンの登山におすすめパンツ2選
DIAMAGIC DIRECTクライミングパンツ
ワークマン独自の耐久撥水加工「DIAMAGIC DIRECT」が施されたパンツです。
ポケットがとにかく多いのが特徴。
ストレッチはタテヨコ両方向に効いており、ピッタリ目のシルエットながら動きやすいです。
レディースモデルはないので、身長低めの方だとサイズが合わない場合もあります。
また太ももに付いているジッパーで短パンとの2wayにすることができます。
季節に合わせて短パンとフルレングスのパンツで分ける方にはかなりオススメです。
AERO STRETCHクライミングパンツ
撥水性は効いていませんが、吸汗加工が施されているパンツです。
細身ですがややゆとりのあるシルエットなので、身体のラインを拾うのは苦手という方にオススメ。
メンズモデルとレディースモデルが展開されているので、ピッタリサイズが見つかりやすいのもポイントです。
比較表
DIAMAGIC DIRECT クライミングパンツ | AERO STRETCH クライミングパンツ | |
価格 | ¥2,900 | ¥1,900 |
サイズ展開 | S, M, L, LL, 3L, 4L | S, M, L, LL, 3L, 4L |
色展開 | 4色 | 6色 |
重量 | 367g(Sサイズ) | 311g(レディースMサイズ) |
UVカット | 〇 | 〇 |
ポケットの数 | 7 | 6 |
撥水性 | 〇 | × |
ストレッチ性 | 〇 | 〇 |
レディースモデル | × | 〇 |
品番 | CS005A | CS003C / CS003AL |
シルエットの違い
どちらのパンツにも「細身シルエット」のタグが付いています。
ですがDIAMAGIC DIRECTクライミングパンツの方がピッタリとくるシルエットです。
AERO STRETCHクライミングパンツはゆとりがあります。
ただワークマンの商品はサイズのブレが多いという話も聞くので、購入前に必ず試着されることをおすすめします。
機能の違い
それぞれのパンツには以下のような機能が付いています。
DIAMAGIC DIRECT クライミングパンツ | AERO STRETCH クライミングパンツ | |
UVカット | 〇 | 〇 |
ストレッチ | 〇 | 〇 |
耐久撥水 | 〇 | × |
吸汗速乾 | × | 〇 |
クライミングカット | 〇 | 〇 |
膝の立体裁断 | 〇 | 〇 |
反射材 | 〇 | 〇 |
カラビナループ | 〇 | 〇 |
ウエストゴム | × | 〇 |
大きな違いとしては、
1.撥水性の有無
2.ウエストの違い
でしょう。
DIAMAGIC DIRECTクライミングパンツはワークマン独自の撥水加工が施されているのに対して、AERO STRETCHクライミングパンツは吸汗加工が施されています。
登山用のパンツであれば撥水性はほしいところですが、「レインパンツは絶対持って行くし特に問題ない」という方はAERO STRETCHの方が安いのでそちらで良いでしょう。
ウエストはDIAMAGIC DIRECTの方はベルトが付いており、サイズ調整ができるようになっています。
ただ後ろ側はゴムになっているのでベルトは一周していないんです。
これはいらん機能・・・。
対してAERO STRETCHの方はウエストゴムになっており、ベルトループが付いています。
ゴムは緩めなので、動いているとずり下がってくる感じはありました。
ベルトは付けた方が良さそうです。
耐久性の違い
山だと岩や木の枝で擦れてパンツが毛羽立ってきますよね。
面ファスナーのトゲトゲの方で100回こすってどれぐらい耐摩耗性があるか簡易テストしてみます。
どちらも40回ほどで毛羽立ってきました。
ナイロン素材なのですぐに破れることはないですが、岩で思い切りこすった時や洗濯の繰り返しによって毛羽立ちや毛玉はできやすそうです。
ストレッチ性の違い
生地を引っ張た時のストレッチ性は特に大差ありません。
どちらのパンツもヨコ方向よりもタテ方向への伸びが強いです。
ヨコストレッチが効いているパンツの方が一般的なので、珍しいですね。
実際に履いてみると、DIAMAGIC DIRECTの方は脚を大きく上げたときに太もも周りがやや突っ張る感じがします。
スクワットしてみるとお尻の部分も突っ張る感じはありますね。
一方AERO STRETCHの方ですが、こちらも脚を上げたときの太もも周りのツッパリ感はあります。
スクワットした時のお尻周りはそこまで気になりません。
DIAMAGIC DIRECTの方がピッタリ目のシルエットになっているため、ツッパリ感は感じやすいのだと思います。
ポケットの違い
ポケットの数は2つとも前に4つ、後ろに2つです。
AERO STRETCHクライミングパンツの方は普通のジッパーなのに対し、DIAMAGIC DIRECTクライミングパンツは止水ジッパーが使用されています。
さらにDIAMAGIC DIRECTクライミングパンツはパンツの内側に隠しポケットの「撥水サコッシュ」が付いています。
割と大きく、山と高原地図はタテに入れれば入ります。
でも汗かいたら地図ビチャビチャになるんじゃ・・・?
と超絶汗かきの筆者は思いましたが、撥水が効いているので汗で水没しまうことは少ないと思います。
ですがポケットの縫い目から染みてくる可能性があるので、汗かきな方はスマホなどの精密機器は入れない方がいいかもしれませんね。
あと普通にスマホなどの硬くて重量のあるものを入れてると動きが阻害されるので、オススメしません。
実際に山で履いて検証
六甲山系の地獄谷で比べてきました。
ルート的には岩をよじ登るシーンが多いため、脚を大きく上げる場面があります。
ストレッチ性はどちらも良く効いているので、膝の曲げ伸ばしでのストレスはまったく感じませんでした。
ちなみに地獄谷は沢沿いを歩くコースなので、撥水性を比較してみましょう。
まずはDIAMAGIC DIRECTクライミングパンツ。
サッと払うだけで水滴が落ちてくれるので、撥水性能はかなり高いです。
続いてAERO STRETCHクライミングパンツ。
撥水は効いていませんが、パンツにかかった水はすぐに広がり吸水されていっています。
吸汗加工がされていることがよく分かりますね。
この日はよく晴れていたので歩いているとかなり汗をかきました。
DIAMAGIC DIRECTクライミングパンツはピッタリシルエットのため、ポケットの裏地が常に肌に接触しています。
この部分が汗をかいたときに貼り付いてきて不快でした。
AERO STRETCHクライミングパンツはゆとりがあるため、そのような不快感は感じません。
ですがウエストゴムが緩め(※新品を履いています)ということもあって、だんだんずり下がってくるのがちょっとイラっとします。
裾部分はDIAMAGIC DIRECTクライミングパンツはゴムで自然にフィットしてくれます。
AERO STRETCHクライミングパンツは特に何もついていないので、ややダブつく感じがありました。
トレッキングシューズを履いたらあまり気にはなりません。
各パンツおすすめの使用シーン
DIAMAGIC DIRECTクライミングパンツ
- 春~秋の低山登山
- 夏の高山登山
- 夏は短パン+タイツ派の方
AERO STRETCHクライミングパンツ
- 春~秋の低山登山
- 夏の高山登山
- クライミング
- ボルダリング
まとめ
コスパ最強ワークマンのパンツ2本を徹底比較しました。
自分のニーズに合わせて最適なパンツを選んで、夏のアウトドアアクティビティを楽しんでくださいね。
コメント