今回の記事では冬山で辛い手先の冷えの対策方法を紹介します。
手先が冷たいと、せっかくの雪景色も魅力が半減してしまいますよね。
手を温かく保って、雪山を存分に楽しむ方法をご紹介します!
この記事を読むと
- そもそも何で手先が冷えるの?
- 手先の冷え対策は?
が分かります。
こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!
学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴12年目になりました!
低山はオールシーズン、高山は夏~秋にかけてテント泊縦走しています。
スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーのスタッフです。
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そもそも手先が冷える理由は?
気温が低い雪山で手先などの末端が冷える理由としては、まず血行不足が挙げられます。
寒冷な気温では体は生命維持のために、身体の核部分の温度を維持しようとします。
このため血管が収縮し、末端の手や足への血流が制限されるんです。
末端への血流を制限することで皮膚表面を低温に保ち、身体の熱が逃げるのを抑制してくれます。
さらに寒冷な状況では、体は脳や臓器など核部分の温度を優先的に保つように調整されます。
核部分に血流が集中するため、末端の手や足の温度は低下しやすくなるんです。
つまり体幹を温めて手の血流を良くしようということ!
雪山での手先の冷え対策5つ
3つの首を温める
3つの首とは首・手首・足首のことです。
この3カ所は皮下脂肪と筋肉が薄く、大動脈が皮膚のすぐ下を通っている部分になります。
皮膚が薄いがゆえに外の冷気の影響を受けやすいため、ここを冷やすと血液も冷えてしまうんです。
手首・足首はウールの靴下や手袋でしっかり保温してあげて、首はネックウォーマーで温かくしましょう。
低山ハイクでショートパンツを履く女性はレッグウォーマーの使用もおすすめです。
ベースグローブには速乾性のあるものを選ぶ
手袋の選択も重要です。
一番肌に近いところに付けるベースグローブは、手の汗を吸ってすぐにミドルグローブに上げてくれる吸水速乾性に優れる物を選びましょう。
「軽く雪が積もっいる低山しか行かない!」という方は、せめてベースグローブにプラスで防水性のあるオーバーグローブを重ねて、手が濡れないようにすることも重要です。
ベースグローブだけで手が濡れてしまうと、指先が一気に冷えてしまいます。
冬山用の手袋の選び方は下記の記事で確認できます。
【冬山初心者必見】冬用手袋の選び方とおすすめ商品を解説 | まめにアウトドア (mame-outdoor.com)
体幹を温める
寒さが原因で身体の中心部に血流が集中するのを防ぐために、身体の中心部=体幹を温めてあげましょう。
腹巻を使うと手軽に体幹を温められます。
アウトドアブランドからも吸水速乾性のあるポリエステル素材や、保温性の高いウール素材のものが販売されていますよ。
モンベルのZEO-LINE EXP.サイドジップウエストウォーマーは、サイドジップで着脱しやすいのでおすすめです。
カイロを使う
カイロを使って物理的に手を温めてあげましょう。
使わない間はスマートフォンにくっつけてポケットに入れておくと、電池消費も抑えられます。
使い捨てカイロは温まるまでに時間がかかるので、あらかじめ移動中に温めておくとすぐに使えて安心です。
休憩中に手先のストレッチをする
休憩中や立ち止まっている間に手をグ―パーと動かしてみましょう。
手先に血が巡るので、じんわりと温かくなってきますよ。
両手を握り合わせたり離したりするのもおすすめです。
とにかく手先を動かして、血行を良くしましょう!
手を温かくして楽しい雪山登山を!
冬の登山中に辛い手先の冷えの改善方法を紹介しました。
まずは3つの首と体幹を温めて、それでもダメなら指先をしっかり動かしてみてください。
あとは手袋を濡らさないように注意することも重要です。
手を温かくして快適に雪山登山を楽しんでください!
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