暖かくなってきて登山のベストシーズに入りました。
新たに登山を始めてみようかなという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「ウェアから揃えよう!」と思って、アウトドアブランドの中でも値段がお安めな「モンベル」にまず行きますよね。
ただパンツの種類が多すぎて何を選んだらいいか分かりませんし、サイズの選び方も分かりません。
今回はモンベルの2023年春夏パンツのサイズ感、メリット・デメリットを徹底解説します。
春夏用のパンツ選びの参考にしてみてください。
この記事を読むと
・モンベルの春夏登山におすすめのパンツは?
・それぞれ何が違うの?
・各パンツのメリット・デメリットは?
ということが分かります。
こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!
学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴11年目になりました!
低山はオールシーズン、高山は夏~秋にかけてテント泊縦走しています。
スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーのスタッフです。
LINEで山の無料相談受付中!
服装のこと、疲れにくい歩き方などなんでもどうぞ!
モンベルパンツのおすすめポイント3つ
豊富なサイズ展開
モンベルのパンツはとにかくサイズ展開が豊富です。
日本ブランドなので元々日本人の体形に合うようにはデザインされています。
ですが通常のM、Lといったサイズに加え丈が短めのShort丈や長めのLong丈までラインナップされています。
ウエストサイズもXSから物によってはXXXLまで取り揃えてあるんです。
自分にピッタリのサイズが見つかるのが嬉しいですよね。
撥水加工つき
モンベルのトレッキングパンツはすべて撥水加工が施されています。
アウトドアブランドならではの高いレベルの撥水加工がされているんです。
小雨程度なら難なく弾いてくれるので、低山ハイキング中の急な雨でもある程度は安心です。
お店で無料裾上げ
モンベルのトレッキングパンツはお店で無料で裾上げをしてくれます。
混み具合によっては当日受取ができない場合もありますが、モンベル会員でない方でも無料で配送してくれるんです。
裾にゴムが入っているレインパンツや、写真のようなロックミシン仕上げのパンツは店頭ではできないため有償修理対応となるので注意が必要です。
ですが一般的なトレッキングパンツであれば、無料で裾上げをしてくれるためピッタリのサイズで履きこなせます。
裾上げなしで買ったけど、やっぱりちょっと丈が長い気がする・・・
という感じで一旦お家に持って帰ってしまった場合でも裾上げ対応可能です。
お近くのモンベルストアに持ち込んだら対応してくれますよ。
モンベルの春・夏山登山におすすめパンツ5選
クールパンツ
モンベルの春夏用トレッキングパンツで一番涼しいのが「クールパンツ」です。
素材はナイロン100%なので、若干の接触冷感性はあります。
麻のようなサラッとした素材で汗をかいてもべたつかず、肌離れが良いです。
薄手で通気性も高いので、暑がりの方には本当におすすめです。
股下はクライミングカットで、前身頃と後身頃を繋ぐ部分に生地がプラス1枚使われています。
ポケットは前部分左右に1つずつとお尻に1つなので、アウトドアテイストが強すぎません。
色展開もベージュ、ネイビー、グレーとオーソドックスな色味が揃っているため、コーディネートしやすいです。
そのため夏の普段着にもおすすめです。
気になるポイント
ナイロン100%の素材なので、ストレッチ性は他のパンツに比べると弱いです。
大きな段差のあるところでは膝のツッパリ感を感じます。
夏の低山ハイキング向け、普段履きを想定したパンツという印象です。
ODパンツライト
「ODパンツライト」は適度なストレッチ性とハリ感が特徴のコスパに優れたパンツです。
ポリウレタンが6%使われているので、横方向のストレッチ性に優れます。
「クールパンツ」ほど薄すぎず、適度に肉厚な素材なので、春と秋の少し肌寒い季節でも使えます。
冬山に行かない方には長いシーズン使えるので、コスパが高いパンツと言えるでしょう。
ODパンツシリーズはモンベルのロングセラー商品なので、登山初心者の方は迷ったらこれを買っておけば間違いないです。
Men’s | Women’s | |
価格(税込) | 7,590円 | 7,370円 |
素材 | ナイロン94%+ ポリウレタン6% | ナイロン94%+ ポリウレタン6% |
平均重量 | 303g | 280g |
サイズ展開 | 16サイズ | 12サイズ |
色展開 | 6色 | 4色 |
品番 | 1105661 | 1105662 |
気になるポイント
「ODパンツライト」は横ストレッチはありますが、縦方向の伸びはありません。
秋冬用の中厚手の「ODパンツ」ほど膝のツッパリ感は感じませんが、他のパンツに比べるとストレッチ感は劣ります。
低山ハイキングぐらいしかしない方にはおすすめですが、よりアクティブに、アルプスも行くという方には以降に紹介するパンツの方がおすすめです。
サウスリムパンツライト
「サウスリムパンツライト」はモンベルのトレッキングパンツの中でもっとも強度の高いパンツです。
使っている生地は「ODパンツライト」と同じ素材で、適度なハリ感があります。
「ODパンツライト」と違う点は2つ。
まず膝とお尻の生地が2重になっているため、登山中に負荷がかかる部分の耐久性が増しています。
岩で多少こすっても破けず履けるんです。
写真は「サウスリムパンツライト」の前進のパンツですが、仕様は同じです。
5年ほど履いていて岩場でもガシガシ使って、岩の上にも直で座ったりしています。
ほつれてしまった部分はありますが、今でも破けずに使えています。
そして膝部分が立体裁断になっているため、「ODパンツライト」に比べて膝のツッパリ感がありません。
まずは低山から始めて、ゆくゆくはアルプスも行ってみたい!
という方にはおすすめのパンツです。
Men’s | Women’s | |
価格(税込) | 8,800円 | 8,360円 |
素材 | ナイロン94%+ ポリウレタン6% | ナイロン94%+ ポリウレタン6% |
平均重量 | 357g | 326g |
サイズ展開 | 13サイズ | 12サイズ |
色展開 | 4色 | 3色 |
品番 | 1105664 | 1105665 |
気になるポイント
「サウスリムパンツライト」は膝とお尻に生地を2重に使っている分、必然的にパンツ自体が重たくなります。
軽量なパンツがほしい方には気になるポイントです。
サイズ感としては太もも周りが若干太目な印象です。
脚が細い方はウエストに合わせてサイズを選ぶと、ダボッとした見た目になってしまいます。
すっきり履きこなしたい方は以降に紹介するパンツがおすすめです。
また「サウスリムパンツライト」は膝が立体裁断になっているため、膝の位置がしっかり合っていないとそのメリットを発揮できません。
必ず試着して、膝の位置が合っているものを購入しましょう。
クリフパンツライト
「クリフパンツライト」はモンベルのトレッキングパンツの中でもっともストレッチ性が高いパンツです。
クライミング用に開発されたパンツなので、全面タテヨコ両方向にストレッチ性が効いています。
また岩場での使用が想定されているため、生地の耐摩耗強度が高いです。
股下にはクライミングカットが採用されているため、とにかく動きやすさに特化した一着です。
シルエットは裾に向かって細くなるテーパード仕様でスッキリ履きこなせます。
とは言え太もも周りはややゆったり目にとってあるので、太ももが筋肉質な方でもきれいに履けますよ。
Men’s | Women’s | |
価格(税込) | 8,250円 | 7,920円 |
素材 | ナイロン88%+ ポリウレタン12% | ナイロン88%+ ポリウレタン12% |
平均重量 | 334g | 307g |
サイズ展開 | 11サイズ | 12サイズ |
色展開 | 3色 | 3色 |
品番 | 1105679 | 1105680 |
気になるポイント
「クリフパンツライト」は両足のふくらはぎ部分に「mont-bell」のロゴとモンベルのダイヤマークがデカデカとプリントされています。
結構主張が強いので、好き嫌いが分かれるポイントです。
またポリウレタンを12%と多めに使っているため、重量はやや重たいです。
とにかく軽量なパンツがほしい方にはおすすめできません。
ガイドパンツライト
「ガイドパンツライト」はモンベルのトレッキングパンツの中でもっとも細身のパンツです。
裾に向かってテーパードになるシルエットで、すっきりと履きこなすことができ、脚が細く見えるのが魅力です。
膝とお尻の生地が他の部分と異なり、タテヨコ両方向に伸びる素材が使われています。
曲げ伸ばしが多い部分にストレッチを施すことで、段差の多い場面でもストレスなく履けます。
とにかく動きやすいパンツがほしい方には、先ほどの「クリフパンツライト」かこの「ガイドパンツライト」がおすすめです。
Men’s | Women’s | |
価格(税込) | 8,690円 | 8,360円 |
素材 | 身頃:ナイロン94%+ポリウレタン6% 尻/膝:ナイロン88%+ポリウレタン12% | 身頃:ナイロン94%+ポリウレタン6% 尻/膝:ナイロン88%+ポリウレタン12% |
平均重量 | 303g | 276g |
サイズ展開 | 18サイズ | 12サイズ |
色展開 | 3色 | 3色 |
品番 | 1105683 | 1105684 |
気になるポイント
シルエットが細身のタイトシルエットなので、身体のラインをしっかり拾います。
ラインが出るのが苦手な方は、1サイズ大き目を試してみましょう。
もしくは「クリフライトパンツ」がおすすめです。
また膝部分の生地にはタテヨコ両方向に伸びる素材が使われています。
膝部分が合っていないとその恩恵を受けられません。
立体裁断の「サウスリムパンツライト」とは違って、膝のストレッチ部分は広いですが、膝の位置がしっかり合うサイズで選んだ方が快適に履けますよ。
【番外編】タウンユースにおすすめのモンベルパンツ
モンベルのトレッキングパンツの中でタウンユースにおすすめなのが「ODパンツライトベルトループ」です。
「ODパンツ」と同じ素材を使っているので、ハリコシ感がありながら横方向のストレッチがあります。
「ODパンツ」と異なる点はベルトのありなしと、ポケットの数です。
ベルトが付いていないためスラックスのように履くことができ、オフィスカジュアルに最適です。
ウエストは後ろ部分がゴムになっているので、「ベルト付きはお腹周りがきつい」と言う方は「ODパンツライトベルトループ」をチョイスしましょう。
ポケットは前部分左右に1つずつ、お尻に1つ付いています。
太もも部分には付いていないので、アウトドアテイストが薄れるんです。
ハリ感のある素材なので、真冬以外は快適に履けます。
週末の軽いハイキングにも仕事にもつかえるパンツがほしい!
と言う方に最適なパンツです。
Men’s | Women’s | |
価格(税込) | 7,480円 | 7,260円 |
素材 | ナイロン94%+ ポリウレタン6% | ナイロン94%+ ポリウレタン6% |
平均重量 | 288g | 266g |
サイズ展開 | 11サイズ | 12サイズ |
色展開 | 3色 | 2色 |
品番 | 1105663 | 1105694 |
6つのパンツおすすめの人
モンベルの春夏用トレッキングパンツおすすめの人を4項目に分けて紹介します。
パンツを選ぶときの参考にしてみてください。
おすすめの人 | 暑がり | 値段重視 | 動きやすさ重視 | 普段履き |
クールパンツ | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
ODパンツライト | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
サウスリムパンツライト | △ | 〇 | 〇 | △ |
クリフパンツライト | △ | △ | ◎ | △ |
ガイドパンツライト | △ | △ | ◎ | △ |
ODパンツライトベルトループ | 〇 | ◎ | 〇 | ◎ |
モンベルのパンツで登山に出かけよう!
モンベルの2023年春夏モデルのトレッキングパンツを紹介しました。
本格アウトドアブランドでありながら、機能性も値段も妥協していないモンベルには、登山初心者から上級者まで様々な人が履けるパンツがラインナップされています。
「今年は登山を始めてみよう」という方や、新しく買い替えを検討している方の参考になれば嬉しいです。
自分のニーズにはどれが合ってるんだろう・・・
自分の体形にしっくりくるサイズも知りたいな!
という方は個別でLINE相談受け付けています。
無料で何度でも相談のりますので、もっと深く知りたい方はぜひLINEください!
現役店員がお答えします!
\友だち追加はこちらから/
umitoyama天草
コメント