【2023最新】ワークマンの登山におすすめパンツ2本を徹底比較

ウェア

ワークマンの2023年春夏新商品の中に登山で使えそうなパンツが登場しました。

その名も「サマーTRICO TRCH EAZYワークカーゴパンツ」です。

ワークマンの中で不動の人気を誇る登山パンツと言えば「AERO STRETCHクライミングパンツ」ですが、新商品のワークカーゴパンツは負けず劣らず機能的なんです。

普段の登山から「AERO STRETCHクライミングパンツ」を愛用している筆者が、ワークマン本気の新商品「サマーTRICO TECH EAZYワークカーゴパンツ」を徹底解説していきます。

トレッキングパンツ選びの参考にしてみてください。

この記事を読むと

・ワークマン2023SSの新商品で登山に使えるパンツは?

・クライミングパンツとどう違う?

・新商品の機能の詳細は?

ということが分かります。

まめぞう
まめぞう

こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!

学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴11年目になりました!

低山はオールシーズン、高山は夏~秋にかけてテント泊縦走しています。

スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーのスタッフです。

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ワークマン2023SSの新商品が登山に使えそう

出典:ワークマン(TT113 サマートリコテックイージーワークカーゴパンツ | ワークマン公式オンラインストア (workman.jp))

ワークマンの2023SS新商品「サマーTRICO TECH EAZYワークカーゴパンツ」は細身シルエットで、ワークマンとは思えないシンプルな作りになっています。

「カーゴパンツ」という名前ですが、太もも部分にポケットが1か所あるだけで、それ以外にカーゴパンツ要素は見当たりません。

ワークマンのロゴもなく、ウエスト部分もゴテゴテしておらずスッキリしているので、山から街までシームレスに使えるパンツに仕上がっているんです。

価格1,500円(税込)
サイズ展開S, M, L, LL, 3L, 4L
色展開4色
素材本体:複合繊維(ポリエステル)100%
メッシュ部分:ポリエステル100%
品番TT113

TRICO TECH EAZYワークカーゴパンツのおすすめポイント3つ

驚異のストレッチ性

筆者撮影

「TRICO TECH EAZYワークカーゴパンツ」最大の特徴は驚きのストレッチ性です。

横には少し伸びますが、縦への伸縮性が尋常じゃないです。

その秘密がパンツの素材にあります。

まず1つが織物ではなく「トリコット」という編み方のニット素材を使用していることです。

イメージしてください・・・

Yシャツとセーターどちらがよく伸び縮みしますか?

セーターですよね!

編み物であるセーターは糸をループ状に編んで作っています。

ループ状に編んでいくと糸と糸の間にすき間ができ、糸に動く余地が生まれます。

そのため糸と糸をぎっちり織る織物素材とは違って、ニット素材はストレッチ性が高くなるんです。

さらに2つ目の特徴が、クリンプ糸を使っていることです。

筆者撮影
まめぞう
まめぞう

クリンプ糸をイメージしやすいのはバネです!

金属でできているのに、伸び縮みしますよね。

あれと同じ原理が糸で再現されているんです。

伸縮性がある糸を、伸縮性のでるニット素材に編みたてていることで、驚異的なストレッチを生んでいます。

快適なベンチレーション

筆者撮影

「サマーTRICO TECH EAZYワークカーゴパンツ」は、内また部分にベンチレーションが付いています。

普通はポケットの中をメッシュ素材にして、そこをベンチレーションにすることが多いですが、これはパンツ本体に穴が空いているんです。

肌がモロ見えするほどの大きな穴ではないので、女性でも安心して履けます。

蒸れやすい内またにベンチレーションをつけることで、蒸れが逃げてくれて快適な履き心地です。

美シルエット

筆者撮影

「サマーTRICO TECH EAZYワークカーゴパンツ」は、カーゴパンツらしからぬ細身のシルエットです。

伸縮性があるので、身体のラインに沿うようにフィットしてくれます。

それでいて締め付け感はないんです。

スッキリとしたシルエットになっているので、ワークマンのパンツとは思えないぐらい見た目がきれいにきまります。

ワークマンの大人気クライミングパンツと徹底比較

ワークマンのパンツラインナップの中で根強い人気を誇る「AERO STRETCHクライミングパンツ」と、2023年最新商品の「サマーTRICO TECH EAZYワークカーゴパンツ」を徹底比較します。

「AERO STRECTHクライミングパンツ」については、こちらの記事でレビューしています。

気になる方はこちらも読んでみてください!

登山デビューにおすすめ!ワークマンの人気パンツ2本を徹底比較 | まめにアウトドア (mame-outdoor.com)

まめぞう
まめぞう

ワークマンの人気登山パンツに世代交代が起きるかも・・・

シルエット

筆者撮影

どちらもシルエットは細身のパンツです。

重ねてみても太さに違いは感じられません。

筆者撮影

膝部分はどちらも立体裁断になっているので、膝の曲げ伸ばしはしやすくなっています。

筆者撮影

股下部分は2本ともクライミングカットになっているので、脚の上げ下げもしやすいです。

クライミングパンツはロゴが付いていて、ワークカーゴパンツはロゴが付いていません。

シルエットと縫製による機能性は同じですが、ロゴがない分ワークカーゴパンツの方がきれいめに仕上がっています。

ポケット

筆者撮影(前部分)

クライミングパンツとワークカーゴパンツは、ポケットの数が異なります。

クライミングパンツは前部分に4か所、後ろ部分に2か所です。

ワークカーゴパンツは前部分に3か所、後ろ部分に2か所になっています。

筆者撮影(後ろ部分)

クライミングパンツは後ろについているポケットの1つを除けば、他すべてのポケットにはジッパーかボタンが付いています。

なのでポケットに物を入れても落ちにくくなっているんです。

一方ワークカーゴパンツは、ジッパーが付いているポケットは太もも部分の1か所しかありません。

登山中ポケットによく物を収納する方にとっては、使いにくい仕様です。

ストレッチ

筆者撮影(ワークカーゴパンツ)

横方向のストレッチはどちらも同じぐらいで、少しストレッチがあるかなという程度です。

縦方向のストレッチはどちらもありますが、ワークカーゴパンツの方が一枚上手です。

クライミングパンツは伸びた後の返りが良いですが、ワークカーゴパンツは動きに追随してどこまでも伸びる感じがします。

筆者撮影(クライミングパンツ)

とにかくストレッチ性が高いパンツがほしい方にはワークカーゴパンツがおすすめです。

まめぞう
まめぞう

動画を見てもらえれば、縦ストレッチは一目瞭然!

吸水性/撥水性

吸水性や撥水性があるのかを確認してみます。

まずはクライミングパンツからテストしてみましょう。

筆者撮影(クライミングパンツ)

表裏共に吸水というよりは撥水が効いている印象です。

数回山で使用しているので、少し時間が経つと水は染みこんでしまっています。

吸水性は低いです。

続いてワークカーゴパンツをテストします。

筆者撮影(ワークカーゴパンツ)

ワークカーゴパンツは表裏共に吸水性が高いです。

水を垂らすと、すぐに生地が吸って広範囲に拡散してくれているのが分かります。

撥水性はないので、雨が降ってきた時にはレインパンツが必須になります。

ただ吸水速乾性があるので、汗かきの方にはワークカーゴパンツの方がおすすめです。

ウエストのフィット感

筆者撮影

ウエスト部分は仕様が異なります。

レディースのクライミングパンツはウエストゴムになっており、ベルトループが付いています。

ウエストにはベルトも紐も付いていないので、調節ができません。

そのため歩いているとずり落ちてきます。

まめぞう
まめぞう

これが普段の登山で本当にストレス・・・

ちなみにMen’sのクライミングパンツはウエストゴム、ベルトループ付き、ウエスト調整用の紐が付いています。

一方ワークカーゴパンツは、ウエストの前部分はややストレッチのあるリブ素材で、後ろ部分はゴムが入っています。

さらにベルトループも付いていて、内側にある紐でサイズ調節可能になっています。

実際に登山で使ってみましたが、パンツがずり下がってくる感覚はなく、ウエストにぴったりフィットしてくれて快適に履けました。

生地感

筆者撮影

クライミングパンツは表面が細かいリップストップになっています。

枝などで引っ掛けたときに穴が空いても、それ以上穴が広がるのを防ぎます。

裏面は凹凸感があって、肌と生地が点接触になるような素材です。

まめぞう
まめぞう

汗をかいたときに、素材が肌に貼りつくのを防いでくれます

筆者撮影

一方ワークカーゴパンツは、表面はニット素材なので引き裂きなどには弱いです。

裏面も同じ素材なので、真夏に大汗をかいたときは若干ベタツキを感じるかもしれません。

とは言え汗かきの筆者が真夏にクライミングパンツを履いたときは、多少ベタツキを感じました。

ワークカーゴパンツは吸水速乾性が高いため、汗をかいてもすぐに乾いてそこまでベタツキは感じませんでした。

「どちらのパンツを選んでも肌のベタツキはそんなに変わらない」というのが正直な感想です。

比較のまとめ

クライミングパンツワークカーゴパンツ
シルエット
ポケット
ストレッチ
吸水性×
撥水性×
ウエストのフィット感
生地の強度
まめぞう
まめぞう

履くシーンを分けるなら、

アルプスなどハードな登山にはクライミングパンツ

低山ハイキングにはワークカーゴパンツがおすすめです!

TRICO TECH EAZYワークカーゴパンツのデメリット2つ

摩擦強度が低い

筆者撮影

ベルクロでこすってクライミングパンツとワークカーゴパンツの摩擦強度を比較してみました。

クライミングパンツは、あまり毛羽立ちは起きません。

一方ワークカーゴパンツは、10回こすると毛羽立ちができました。

ニット素材は織物に比べると毛玉ができやすいです。

そのためトリコット素材でできている「ワークカーゴパンツ」は、履いている間に毛玉ができてくる可能性が高いです。

岩で擦れた時の強度もクライミングパンツに比べると、劣るでしょう。

ジッパー付きポケットが少ない

筆者撮影

サマーワークカーゴパンツはジッパー付きポケットが1つしかありません。

しかも太ももなので、スマホなどは入れにくいです。

よく使う腰部分のポケットはシンプルなスラッシュポケットになっていて、ジッパーが付いていません。

登山中は物を落とすリスクがあるため、ジッパー付きポケットが少ないのは使いにくく感じます。

サマーTRICO TECH EAZYワークカーゴパンツは登山で大活躍の予感

筆者撮影

ワークマンの2023年春夏最新商品である「サマーTRICO TECH EAZYワークカーゴパンツ」を紹介しました。

生地の摩擦耐久性とポケットが懸念点ではありますが、シルエットはきれいでストレッチ性が高いので、街から山までシームレスに使える万能パンツに仕上がっていました。

個人的にウエストのフィット感が高いのが嬉しかったです!

低山ハイク用にパンツを探している方は、ぜひ一度ワークマンのお店で試してみてください。

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