2022/03/25更新
登山好きでなくても一度は行ってみたいのが「屋久島」ですよね。
屋久島と言えば縄文杉ですが、そこに行くまでは長時間の登山をすることになります。
登山をまったくやったことがないんだけど縄文杉までたどり着けるの?
そもそも何から準備したらいいの?
こんなお悩みを解決します。
この記事を読むと
・登山初心者の方が縄文杉を見に行くのに必要なこと
・準備するべきもの
・屋久島へのアクセス
が分かります。
こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!
学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴10年目になりました!
スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーの直営店で働いています。
屋久島へのアクセス
(2022/03/25追記)
屋久島へは空路でアクセスする方法と陸路でアクセスする方法があります。
空路(JAL)
便数 | 所要時間 | 料金(普通運賃) | |
伊丹から | 1 | 約1時間20分 | ¥39,440 |
福岡から | 1 | 約1時間10分 | ¥27,210 |
鹿児島から | 5 | 約35分 | ¥15,900 |
海路
種屋久高速船トッピー
所要時間 | 料金 |
約2時間10分 | ¥11,600 |
フェリー屋久島2
所要時間 | 料金(往路) | 料金(復路) |
約4時間 | 1等¥6,900 2等¥5,600 | 1等¥5,900 2等¥5,100 |
屋久島・縄文杉トレッキングに必須の持ち物
レインウェア
屋久島は「ひと月に35日雨が降る」と言われるほど降水量の多い地域です。
そのため屋久島のトレッキングではレインウェアが必須です。
100均やコンビニで売っている薄いレインポンチョではなく、アウトドアショップで取り扱っている透湿防水性のあるものを選びましょう。
レインウェアは上下セットで購入するのをお忘れなく!
レインウェアの選び方に関しては、こちらの投稿で解説しています。↓↓
登山におすすめレインウェア6選!選ぶときに見るべきポイントも解説
またレインパンツを伝って雨が靴の中に入ってくるのを防ぐために、スパッツを付けるのもオススメです。
上記写真、ふくらはぎ部分に付けている灰色のものがスパッツです。
アウトドアメーカーのものが良いですが、初心者の方はとりあえずノーブランドのものでも良いと思います。
バックパック&カバー
縄文杉までは往復約10時間歩くため、いかに身体への負担を軽減させられるかが大事です。
そのためにも普段使いのリュックではなく、登山用のバックパックを準備しましょう。
分厚いショルダーハーネスにヒップベルトが付いていれば、重たい荷物を背負っていても楽になります。
屋久島・縄文杉へは日帰りのトレッキングになることが多いと思うので、25~30リットルのバックパックがあれば良いです。
雨よけのためのパックカバーも忘れずに準備しましょう。
日帰り登山用のバックパックの選び方はこちらの投稿で解説しています。↓↓
【登山】日帰り用バックパック(ザック)の選び方を解説!おすすめ商品6選も
トレッキングシューズ&靴下
縄文杉までの道は整備されているとはいえ、未舗装の登山道です。
トロッコ道と呼ばれる木道は歩きやすいですが、木の根っ子が露出しているところや岩の上を通過するところもたくさんあります。
足首を保護してくれるミドルカット丈のトレッキングシューズを選びましょう。
トレッキングシューズはスニーカーと違い、木の根や岩で滑りにくいソール(靴底)が使われています。
またトレッキングシューズとセットで、トレッキング用の厚手の靴下も揃えておきましょう。
普通の靴下よりもクッション性が高いので、足裏や膝への負担を軽減してくれます。
トレッキングシューズの選び方はこちらの投稿で解説しています。↓↓
初心者におすすめの登山靴5選!選び方も解説!
ヘッドランプ
屋久島の縄文杉ツアーページを見てみると、そのほとんどが早朝5~6時に出発し、17~18時に戻ってくるようです。
季節によっては太陽が昇りきる前に出発して、暗くなり始めた頃に下山ということもあります。
街灯のない登山道で安全に歩くためにも、ヘッドランプは必ず準備しておきましょう。
また万が一ヘッドランプの電池が切れた場合に備え、予備の電池も必ず準備しておいてください。
そしてランプも電池も濡れてしまっては使えないので、ジップロックなどの袋に入れて防水をしておくと良いです。
トレッキングポール
縄文杉までは写真のようなトロッコ道や木の根や岩のあるバリエーション豊かなルートが楽しめます。
ですが荒川登山口~縄文杉までは往復10時間ほど歩くため、脚がとても疲れるでしょう。
そんな脚の疲れを軽減してくれるのがトレッキングポールです。
トロッコ道では推進力を得られますし、大きな段差を上り下りする時は膝や前ももへの負担を軽減してくれます。
トレッキングポールにはグリップの形状によってI型とT型の2種類がありますが、屋久島の縄文杉トレッキングではI型グリップのポールを両手に持って歩きましょう。
上の写真がI型のトレッキングポールです。
私はamazonで購入した安い物を使っています。
初心者の方はアウトドアメーカーのものでなくても、これで十分使えると思います。
防寒着
縄文杉の標高は約1,300mです。山では100m標高が上がると気温が0.6℃下がります。
標高約600mの荒川登山口が気温20℃だとすると、縄文杉では16℃ぐらいですね。
歩いている間に汗もかくので、止まっている間は汗冷えも相まってもう少し寒く感じるでしょう。
季節によっては早朝や夕方になるとひんやりすることもあるので、ウィンドブレーカーや薄手のフリースなどを持って行くと安心です。
一般的な日帰り登山の持ち物に関してはこちらの投稿で解説しています。↓↓
ツアーに参加する場合は、ツアー会社の持ち物リストをよく確認して準備してくださいね。
【リスト付き】日帰り登山の持ち物と最低限揃えておくべき装備を解説
これから登山続けるかも分からないのに、いきなり道具を揃えるのはちょっと・・・
という方にはレンタルもオススメです。
屋久島・縄文杉トレッキングでの服装
縄文杉の季節ごとの気温
ハイキングされる方が多い春、夏、秋の3シーズンに絞って服装を解説します。
春(3月~6月):平均気温15℃~24℃
夏(7月~8月):平均気温26℃~27℃
秋(9月~11月):平均気温24℃~19℃
屋久島に限らず、登山の服装の基本はレイヤリングと呼ばれる重ね着です。
レイヤリングに関してはこちらの投稿で解説しています。↓↓
登山を快適に!レイヤリングの方法
春(3月~6月)
寒暖差の大きい3月は止まっている間に寒さを感じることがあります。
そのため薄手のフリースやダウンジャケットを持って行きましょう。
5、6月になると歩いている間は暑さを感じる季節になります。
半袖Tシャツでもいいですが、ケガ・虫刺されの予防や日焼け対策として接触冷感のある長袖シャツの着用がオススメです。
下はストレッチ性のあるトレッキングパンツや、半ズボン+トレッキング用のタイツを着用しましょう。
夏(7月~8月)
夏は日差しも強くなり、暑くなります。
屋久島は花崗岩でできた島なので、岩場で転んだりすると手や脚を切る可能性があります。
ケガの防止・日焼け防止のためにも長袖シャツを着用しましょう。
下も長ズボンや半ズボン+トレッキング用のタイツを着用します。
生足は絶対にNGです。
休憩中に体を冷やさないよう、サッと羽織れるウィンドブレーカーも準備しておきましょう。
秋(9月~11月)
9月はまだまだ残暑厳しい季節ですが、11月になると朝晩は冷えを感じるようになります。
べースレイヤーは長袖シャツを着用し、薄手のフリースやダウンジャケットも持って行きましょう。
下はストレッチ性のあるトレッキングパンツや、半ズボン+トレッキング用のタイツを着用しましょう。
すべての季節に通じていえることですが、綿パンやデニムパンツは汗が乾きにくく、身体が冷える原因となるためNGです。
また上のシャツとインナーも綿ではなくポリエステルの速乾性のあるものを選びましょう。
屋久島の大自然を満喫しよう!
屋久島は荘厳な縄文杉を拝めるだけでなく、苔むした森の神秘的な空気感を感じたり、かわいらしいヤクシカやヤクザルなどの野生動物にも出会える素敵な島です。
縄文杉トレッキングは登山初心者の方でも挑戦しやすい反面、装備や服装が不十分だとせっかくの屋久島の魅力が楽しめません。
屋久島でのトレッキングを楽しむためにも、必ず万全の準備をして行ってくださいね。
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