今回の記事では冬山必須アイテムの手袋について解説します。
「今年の冬は雪山デビューを!」とお考えの方もいらっしゃると思います。
軽アイゼンで足元を固めればOKというわけでなく、手元の防寒も大事です。
雪山用に手袋を選ぶときのポイントを徹底解説します。
この記事を読むと
- 雪山用の手袋の選び方
- おすすめ商品
- 冬山の手袋に関する注意点
が分かります。
こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!
学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴12年目になりました!
低山はオールシーズン、高山は夏~秋にかけてテント泊縦走しています。
スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーのスタッフです。
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雪山の手袋選びでチェックすべきポイント3つ
操作性はどう?
雪山の手袋は保温性を求めると分厚くなって、操作性が悪くなります。
また5本指、ミトン、親指と人差し指が独立したトリガーフィンガーのどれを選ぶかも重要です。
保温性を保ちつつ、手袋を外さずにジャケットのジッパー開閉ができるか、アイゼンの装着ができるかが選ぶときのポイントになります。
ブランドによっても、同じブランド内のモデルによっても操作性が大きく変わるので、購入前にしっかり試着しましょう。
保温性はバッチリ?
雪山の手袋は薄すぎると手がかじかんでしまって、最悪の場合凍傷のリスクがあります。
濡れに強く保温性が保たれるものを選びましょう。
- ミトンタイプ:保温性が高いですが、細かい作業はできません。
- トリガーフィンガータイプ:ある程度保温性がありますが、細かい作業はしにくいです。
- 5本指タイプ:上記2つに比べると保温性は劣りますが、操作性が高いです。
スキーやスノーボードであればミトンタイプでも問題ありませんが、雪山登山で使う場合は操作性も加味してトリガーフィンガータイプか、5本指タイプで選ぶのがおすすめです。
防水仕様?防滴仕様?
雪山用の手袋には防水仕様のものと、防滴仕様のものがあります。
- 防水仕様:生地には透湿防水素材が使われていて、縫い目にも防水処理が施されている仕様
- 防滴仕様:生地には透湿防水素材が使われているが、縫い目は防水処理されていない仕様
日帰りの森林限界を超えない雪山登山であれば、防滴のものでも良いです。
ですが1,500m~2,000mほどの山(大山や谷川岳など)や、小屋泊・テント泊で宿泊を伴う場合は防水仕様が必須です。
雪山におすすめの手袋レイヤリング方法
手袋もウェアと同じく、レイヤリングしてあげると快適です
べースグローブ
素肌に一番近い場所に着ける手袋です。
雪山登山中、ミドルグローブとアウターグローブを外すことはあっても、ベースグローブだけはずっと着けておきましょう。
手がかじかんでしまったり、凍傷になったりするリスクがあります。
ベースグローブを選ぶときは次の2つのポイントを重視してみましょう。
- 吸水速乾性が高いか
- タッチパネル対応しているか
ベースグローブの中が手汗で濡れてしまうと、手がかじかんでしまうので汗を素早く吸って乾いてくれる吸水速乾性は重要です。
また雪山の絶景を撮るためにも、タッチパネル対応機能は必須です。
タッチパネル対応グローブでも、保護フィルムの厚みや
指先の乾燥具合によって反応しないことがあります・・・
タッチペンがあると便利です!
☆おすすめアイテム☆
夏の高山、秋山でも使えて冬の低山でも使いやすい薄手フリースの手袋です。
汗をよく吸ってくれるので、重宝しています。
表地がスムースで雪が付着しにくい手袋です。
雪山で真価を発揮してくれます!
ミドルグローブ
ミドルグローブはベースグローブの上に付ける手袋です。
ベースグローブが吸ってくれた汗を透過して、保温性を保つ役割があります。
素材としては濡れても保温力が落ちにくいウールや、ポリエステル中綿入りの物が一般的です。
アウトドアブランドで雪山用のグローブを購入すると、アウターグローブとミドルグローブがセットになっていることが多いです。
☆おすすめアイテム☆
ウール素材のミドルグローブです。
どんなに雪に手を突っ込んでも、冷たさを感じない!
濡れるとウールの目が混んで、保温性を保ってくれます。
風が強くなければ、ベースグローブにこれを重ねるだけで快適です。
アウターグローブ
アウターグローブは一番上に付けるグローブです。
防水性があるものを選びましょう。
風と雪からベースグローブ、ミドルグローブを防いで手を守ってくれます。
気温が高い時にはベースグローブの上に、アウターグローブを着けて使用することもあります。
☆おすすめアイテム☆
初めての雪山ならとりあえずこれ!
雪山にハマってきたら、アウトドアブランドのものを買うと良いです。
お高いですが、操作性が抜群!
2層構造の生地なので、柔らかくて動かしやすいです。
手先が不器用な私には必須のアイテム・・・
雪山の手袋周りで気をつけること3つ
絶対に素手にならない
何度も言いますが、雪山では絶対に素手になってはいけません。
手のかじかみ、凍傷のリスク、気温によっては素手でアイゼンなどの金属を触ると手にくっつくこともあるんです。
ベースグローブだけは絶対に外さないようにしましょう。
予備の手袋を必ず持って行く
メイングローブが濡れて使えなくなった場合に備えて、予備の手袋を必ず持って行きましょう。
泊りはもちろんですが、日帰り登山でも必要です。
日帰り登山の場合の予備グローブは、スキー用の中綿入りモデルでも良いのでとにかく持って行ってください。
グローブリーシュは必ずつける
付け外しが多いアウターグローブには、必ずグローブリーシュという紐を着けましょう。
グローブリーシュを手首に付けておくことで、アウターグローブの紛失を防ぎます。
休憩中にアウターグローブを外した拍子に、手が滑って谷底に落ちて行ってしまったら一大事です。
冬山用のグローブを買ったら、グローブリーシュも必ずセットで買いましょう。
手をしっかり保温して雪山を楽しんで!
雪山登山の必須アイテム、手袋の選び方を解説しました。
自分の目指す山や着け心地に合わせて、選んでみてください。
手が温かいと、雪山登山も快適に楽しめますよ。
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