登山初心者におすすめ!金勝アルプスのアクセス・持ち物・コースを解説

山行記録

暖かくなってきて、登山に最適な季節になってきました。

新年度のタイミングで「登山に挑戦してみたい!」という方もいらっしゃるのでは?

そんな登山初心者のあなたにおすすめしたいのが、滋賀県にある低山「金勝(こんぜ)アルプス」です。

登山口までのアクセスやコース、服装まで丁寧に解説していきます。

この記事を読むと

・金勝アルプスってどんなとこ?

・おすすめのコースは?

・金勝アルプスに行くなら何着たらいい?

ということが分かります。

まめぞう
まめぞう

こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!

学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴11年目になりました!

低山はオールシーズン、高山は夏~秋にかけてテント泊縦走しています。

スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーのスタッフです。

LINEで山の無料相談受付中!

服装のこと、疲れにくい歩き方などなんでもどうぞ!

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金勝アルプスって?

筆者撮影

金勝(こんぜ)アルプスは滋賀県にある山です。

標高605mの竜王山が最高峰で、鶏冠山や天狗岩などの峰々が連なります。

「アルプス」と聞くと初心者にはハードルが高く感じそうですよね。

ですがコースを選べば緩やかな傾斜と、5時間前後のコースタイムで登れます。

天狗岩周辺には奇岩が立ち並び、琵琶湖と比良山系の美しい景色も楽しめますよ。

金勝アルプスの「山と高原地図」はないので、YAMAPなどの地図アプリを活用しましょう。

金勝アルプスへのアクセス

公共交通機関で

出典:Canva(黄色いバス – Canva提供の写真)

JR草津駅から上桐生までバスに乗りましょう。

帝産湖南交通バス

運賃440円

乗車時間約30分

帝産湖南交通バスはICカードが使えないので注意です!

現金を忘れずに持って行きましょう。

上桐生バス停から「一丈野駐車場」まで徒歩2分、その駐車場の先が登山口です。

マイカーで

筆者撮影

マイカーで行く場合は、「近江湖南アルプス一丈野駐車場」を目指していきましょう。

大阪駅から下道で2時間11分、京都駅からは下道で1時間10分とアクセス良好です。

駐車場は約20台停められるスペースがあります。

駐車料金は有料なので、管理事務所で支払いしましょう。

駐車料金

軽・普通自動車500円

バイク200円

筆者撮影

駐車場にはトイレがあります。

トイレットペーパーもあり、水洗で比較的きれいでした。

登山届のポストはトイレ前にあるので、提出していきましょう。

まめぞう
まめぞう

トイレは鶏冠山方面に行くと、下山するまでありません!

駐車場で済ませてから入山しましょうね。

金勝アルプスに行く時の持ち物と服装は?

持ち物

筆者撮影

春~秋の間は他の低山と同じ持ち物でOKです。

ただし冬は軽アイゼンかチェーンスパイク必須です。

2月末に登りましたが、ところどころ雪が残っている部分がありました。

12月~2月頭にかけての厳冬期は雪が積もっているため、雪対策を忘れないように気を付けましょう。

そもそも低山に行く時の持ち物が分からんのだが・・・

登山を始めたばかりで、レインウェアなどの必須装備が揃っていない方はレンタルもおすすめです。

服装

2月末、冬の寒さが少し緩んできたころに金勝アルプスに登りました。

コンディションとしては

  • 晴れ
  • 登り始めの気温5℃
  • 昼頃には15℃ぐらいまで上がった

筆者のまめぞうは平熱36.8℃の超絶暑がりです。

暑がりの方はご参考までに。

寒がりの方は着る物を厚手にしていただいたら良いかと思います。

行動中はこんな服装で歩き、ウインドブレーカーを脱ぎ着して体温調節しました。

筆者撮影

休憩中は風が強かったので、フリースをプラス。

一応保険でダウンジャケットは持って行っています。

筆者撮影

金勝アルプスのコースを解説

筆者撮影(地図はYAMAPを利用)

今回歩いたコースは駐車場をスタート/ゴールに周回するコースで歩きました。

一丈野駐車場→小鶏冠山→鶏冠山→天狗岩→耳岩→オランダ堰堤→一丈野駐車場

実際の活動記録は上のボタンから見られます。

行動時間は休憩時間込みで5時間18分。

昼食休憩をゆっくり1時間とったので、実際歩いている時間は4時間もありません。

コースタイムが短いので、登山初心者の方にもおすすめできます。

筆者撮影

駐車場奥にあるこのゲートからスタートです。

筆者撮影

道なりに行くと分岐があるので、「北谷線たまずきの道」へ進みます。

筆者撮影

道は広くて気持ちが良いです。

筆者撮影

30分ほど歩くと小鶏冠山に向けてやや傾斜が出てきます。

筆者撮影

途中やや道幅が狭いところもあるので、注意しましょう。

谷側は急斜面なので落ちないように!

筆者撮影

駐車場から小鶏冠山まで約45分で着きました。

「小鶏冠山」という看板はありません。

山頂は少し広くなっています。

筆者撮影

2月末でも道脇の日陰になっているところには、まだ雪が残っていました。

筆者撮影

小鶏冠山から少しだけ登って5分ほどで鶏冠山に到着です。

まめぞう
まめぞう

残念ながら展望はないです・・・

筆者撮影

天狗岩に向けてまずは下っていきます。

筆者撮影

天狗岩を目指しましょう。

看板が多く、道もきれいに整備されているので大変歩きやすいです。

筆者撮影

天狗岩に近づくにつれ大きな岩が増えてきて、所どころ道幅が狭いところもでてきます。

筆者撮影

先ほどの岩のところを過ぎると分岐が出てきます。

天狗岩へは右手のやや登っている方へ向かいましょう。

筆者撮影

展望が開けて琵琶湖が見えてきました。

この辺りから大きな岩が点在しはじめます。

筆者撮影

天狗岩に向けて少し下ります。

細かい砂利道なので滑りやすいです。

足元に注意して行きましょう。

まめぞう
まめぞう

備え付けのロープを使う場合は、全体重を預ける前に1回グッと引きましょう。

ロープが緩まないことを確認してから使うと安心です!

筆者撮影

途中2mほどの岩を登るところがあります。

濡れていると滑りやすいので、3点支持で確実に登ってくださいね。

筆者撮影

岩を上がると天狗岩の看板があります。

先ほど通過した鶏冠山からここまで、約45分で来ました。

天狗岩の上に登ると景色が良いので、軽いロッククライミング気分で進みましょう。

筆者撮影

鉄の板を渡ったら右手に行きましょう。

まっすぐ行ってもいいですが、スパイダーマンのように両手両足で岩壁の間を進むことになります・・・。

筆者撮影

右を向くとこの矢印があるので、この矢印を目印に進みましょう。

筆者撮影

足を置くところに跡がついているので、3点支持で上っていきましょう。

筆者撮影

天狗岩からの絶景です!

琵琶湖の向こうには比良山系(山頂が白いところ)もばっちり見えます。

天狗岩の山頂は比較的広いので、ここでお昼にしてもいいですね。

ただ休日で人が多い場合は、天狗岩の下で食べた方が親切です。

天狗岩を降りたら、上桐生・白石峰方面に下山していきます。

筆者撮影

天狗岩から耳岩までは、アップダウンが少ない緩やかな道です。

耳岩を過ぎると砂礫の滑りやすい道に入っていきます。

耳岩の看板横にベンチがあるので、ここで小休止して行くといいですね。

筆者撮影

傾斜も急なので横のロープを頼りにゆっくり降りていきましょう。

まめぞう
まめぞう

足はフラットフッティング(べた足)で、膝を軽く曲げて

身体の重心は地面に垂直になるよう意識すると滑りにくいです!

筆者撮影

傾斜の急な場所には所どころロープや鎖が張ってあります。

筆者撮影

坂を下りきると、分岐が出てきます。

上桐生バス停に向けて下山していきましょう。

筆者撮影

ここの分岐が少し分かりづらいので注意です。

コンパスを見て西へ向かって進みましょう。

筆者撮影

下っていくと砂防ダムが出てきます。

筆者撮影

水のきれいな川沿いに降りていきます。

筆者撮影

川の渡渉ポイントが3か所ほどあります。

雨の日や、雨が降った次の日は増水に注意です。

筆者撮影

最後の渡渉を終えると、林道に出ます。

筆者撮影

狛坂磨崖仏とは逆方向に行くと、上桐生バス停です。

筆者撮影

トンネルをくぐって車道を進みます。

筆者撮影

車道を歩いてくると分岐に出ます。

2023年の2月27日時点では逆さ観音方面が工事で通行止めになっていたため、右手の国有林林道へ向かいました。

ただこの工事は2月28日で終わるとの看板が出ていたため、現在は通行可能になっています。

筆者撮影

オランダ堰堤まで来れば、駐車場はもうすぐです!

筆者撮影

オランダ堰堤を過ぎるとキャンプ場があり、トイレもあります。

道沿いに歩き車止めまで進むと、一丈野駐車場に戻ってきます。

絶景の低山!金勝アルプスは登山初心者におすすめ

筆者撮影

登山初心者におすすめの低山「金勝アルプス」を紹介しました。

アップダウンも少なく、天狗岩周辺以外は危険個所もないので歩きやすいです。

今年から登山デビューする方、ぜひ行ってみてください!

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