モンベルのトレッキングポールとamazonの安いポールを徹底比較

ウェア&ギア

平地とは違って凹凸も段差も多い登山道を歩いていると、脚の疲れが溜まってきますよね。

そんな筋肉の疲労を軽減してくれるのが、トレッキングポールです。

各アウトドアブランドからも出ていますが、結構良いお値段しますよね。

一方amazonや楽天を見るとアウトドアブランドの半額以下、下手したら1/6の値段で買えるものもあります。

アウトドアブランドのトレッキングポールとネットで買える安いトレッキングポールは何が違うのか、徹底比較していきます。

この記事を読むと

・安いトレッキングポールは山で使える?

・モンベルのトレッキングポールとどう違う?

・安いトレッキングポールとアウトドアブランドのもの、選ぶ基準は?

ということが分かります。

まめぞう
まめぞう

こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!

学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴11年目になりました!

低山はオールシーズン、高山は夏~秋にかけてテント泊縦走しています。

スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーのスタッフです。

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服装のこと、疲れにくい歩き方などなんでもどうぞ!

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そもそもトレッキングポールを使うメリットは?

筆者撮影

トレッキングポールを使う最大のメリットは、筋肉の疲労軽減です。

実際トレッキングポールを使うことで、筋肉の疲労を30%軽減できます。

登山で使う筋肉は一朝一夕では身に付きません。

トレッキングポールを使って筋疲労をできる限り抑えてあげると、山歩きも楽しくなりますよ。

また数日に渡って山を歩く縦走登山では、疲労が蓄積していきます。

トレッキングポールを使うことで筋肉にかかる負担を軽減し、長い距離にも挑戦できるようになるんです。

トレッキングポールが良いのは分かった!

でも使い方も選び方も分からん!!

まめぞう
まめぞう

モンベルの折りたたみトレッキングポールのスペック

筆者撮影

アウトドアブランドの中でも比較的お手頃価格で購入できるのが、モンベルです。

部分的にジュラルミンとカーボンを使用しているので、軽量ながら耐久性に優れます。

折りたたんでコンパクトに持ち運べるので、公共交通機関での移動も邪魔になりません。

すばやい組み立てと長さ調節が簡単なので、岩場の通過時はサッと収納して、通過後はすぐに取り出して使えるんです。

ただカーボンを使っているポールはアルミに比べると、お値段が高くなるのが難点です。

価格(1本)レギュラー:10,780円
スモール:10,560円
材質アルミ合金,
超々ジュラルミン+カーボン繊維強化樹脂
重量(1本)レギュラー:238g
スモール:231g
使用時の長さレギュラー:105~125cm
スモール:95~115cm
収納サイズ39cm
商品リンクレギュラーサイズ
スモールサイズ

amazonで買える激安トレッキングポールのスペック

筆者撮影

amazon限定ブランド「Glavner」のトレッキングポールは、上の写真の物がすべて入って3,280円です。

先ほど紹介したモンベルのトレッキングポール1本の約1/3の値段で買えてしまいます。

スノーバスケットも付属しているので雪山でも使え、オールシーズン使えるトレッキングポールなんです。

使用方法もモンベルの折りたたみポールと同じなので、サッと取り出してすぐに使えます。

失くしがちな石突用のキャップも1セット予備がついているので、安心して使えます。

価格(2本)3,280円
材質アルミ合金
重量(1本)308g
使用時の長さ110~130cm
収納サイズ38cm
商品リンクamazon

こんだけ値段差あるなら、安いamazonの方でいいや!

まめぞう
まめぞう

そう思うのはまだ早いです!

細かなギミックを見て考えていきましょう~

モンベルvs激安トレッキングポールを徹底比較

重量

筆者撮影

筆者のまめぞうは普段モンベルの「アルパインフォールディングポールS」を使っています。

重量は1本で229g(公式発表は231g)です。

素材にカーボンを使用しているので、やはり軽いですね。

一方amazonで購入したトレッキングポールは1本308gと、モンベルのトレッキングポールに比べると79g重たくなっています。

素材がアルミ合金なので、カーボンに比べると重たいです。

素材

筆者撮影

モンベルのトレッキングポールは下段シャフトが、超々ジュラルミン+カーボン繊維強化樹脂でできています。

一方amazonの安いトレッキングポールはアルミ合金素材です。

それぞれの素材をメリット・デメリットをまとめます。

カーボン

  • 軽い
  • 耐久性が高い
  • 値段が高くなりがち

アルミ

  • 安い
  • カーボンに比べると重たい

ただバランスを崩してしまい急激に体重をかけてしまったときは、カーボンであろうとアルミであろうと変形します。

アルミの場合はグニャッと曲がりますが、カーボンの場合は曲がることなく破断します。

調節方法

筆者撮影

長さの調節方法はどちらも同じで、クリップを開くことで長さを変えられます。

長さが決まったらクリップを締めることで固定されます。

使い方としてはどちらも同じなので、モンベルのトレッキングポールで説明しますね。

筆者撮影

銀色のラチェットボタンが出るまでポールを下方向に引っ張ります。

これだけで組み立て完了です。

あとはクリップを外して、長さ調節をすればすぐに使えます。

amazonの安いトレッキングポールも組み立て方はまったく同じです。

ただamazonの方は長さ調節部分の硬さに個体差がありそうです。

実際届いた2本のうち1本は調節部分が硬く、力を入れないと長さを変えられませんでした。

この辺りで差がでてきますね。

ストラップの素材

筆者撮影

手首を通すストラップはモンベルとamazonの物とで違いが出てきます。

amazonのトレッキングポールは公式サイトに記載がないですが、おそらくナイロン素材のテープを使用しています。

長さ調節は問題なくできますが、若干抵抗がある印象です。

一方モンベルのトレッキングポールはモノフィラメントのメッシュ素材を使用しています。

これにより軽量性も叶いますし、汗が付いても保水しにくくベチャつきを感じにくいんです。

まめぞう
まめぞう

豆知識

「モノフィラメント」とは糸のフィラメントカウントが「mono=1」である糸のことです。

通常の糸は細い繊維(フィラメント)を寄って作りますが、モノフィラメントは1本の繊維で1本の糸を形成しているんですね。

釣り糸がモノフィラメントを使った典型例です!

グリップの素材

筆者撮影

グリップの素材も異なります。

amazonの激安トレッキングポールはラバー素材を使っています。

ゴム素材なので雨や雪で濡れてしまっても、タオルなどで拭いてしまえば手が濡れません。

ただ汗をかいてくるとグリップ部分がべたつくので、汗かきの方は不快感を感じそうです。

一方モンベルのトレッキングポールはEVA素材を使っています。

若干起毛がかかっているので、手汗を吸ってくれてベチャつきが少ないです。

ただし雨や雪で濡れてしまうと、しっとりと濡れているような感覚はします。

パーツの豊富さ

筆者撮影

amazonのトレッキングポールは3,280円という破格の値段に関わらず、スノーバスケットも収納袋も付いてきます。

1セット買えば無雪期も積雪期の山でも使えるので、登山初心者の方が初めて使う分にはかなりコスパが高いです。

一方モンベルのトレッキングポールはバスケットと石突のキャップは標準装備ですが、スノーバスケットや収納袋は別売りのオプションパーツになります。

使う人の必要に応じて自由に選べるような仕様ですね。

石突キャップの取れやすさ

筆者撮影

山でトレッキングポールを使っていると失くしがちなのが、石突のキャップですよね。

ぬかるみや木の根っこ、岩の間に挟まってしまうと気づいたらなくなっています。

紛失リスクを抑えるためにも、石突のキャップは取れにくい方が良いですよね。

動画を見てもらうと一目瞭然です。

amazonのトレッキングポールキャップは簡単に抜けますが、モンベルのトレッキングポールはなかなか取れません。

この辺りに値段の差が出てきます。

修理対応

出典:Canva(repair – Canva提供の写真)

amazonの激安トレッキングポールはもちろん修理対応はありません。

石突きのキャップといった付属パーツも単体販売はないので、付属の物を失くすと終わりです。

トレッキングポール本体が折れてしまったり、長さ調節ができなくなってしまうと買いなおすしかなくなります。

モンベルのトレッキングポールはオプションパーツが販売されているので、長さ調節ができなくなったり、石突のキャップを失くしてしまっても購入できます。

またトレッキングポール本体が折れてしまっても修理してもらえるので、長く使うことができるんです。

アフターサービスの手厚さはさすがアウトドアブランドですね。

徹底比較のまとめ

モンベルamazon
値段(2本で)21,560円3,280円
重量(1本あたり)238g308g
素材アルミ合金+
カーボン
アルミ合金
調節方法クリップタイプクリップタイプ
ストラップの素材ナイロン
モノフィラメントメッシュ
ナイロン?
グリップの素材EVAラバー
付属パーツ別売りあり
石突キャップの
取れやすさ
取れにくい取れやすい
修理対応×

モンベルvs激安トレッキングポールおすすめの人

モンベルのトレッキングポールおすすめの人

筆者撮影

モンベルのトレッキングポールは、耐久性だけでなく軽量性を随所で追及しているのがポイントでした。

またオプションパーツが豊富で、組み合わせ次第で積雪期も使えます。

さらに修理対応もしてくれるので、一度買ってしまえば長く使えるのが魅力です。

ただ2本買うと2万円超えるので、登山を始めたばかりの方が買うにはハードルが高いかなと思います。

モンベルのトレッキングポールおすすめの人

  • 少しでも荷物を軽くしたい人
  • 行動時間が長かったり、縦走登山をする人
  • 登山を長く続けたい人

amazonの激安トレッキングポールおすすめの人

筆者撮影

amazonの安いトレッキングポールは、とにかく値段が魅力的です。

付属のパーツも豊富なので、これ1セットあればシーズン問わず1年中使えます。

ただ重たいので、長時間歩く方は腕に疲労が蓄積してくるかと思います。

amazonのトレッキングポールおすすめの人

  • 登山初心者なので、試しにトレッキングポールを使ってみたい人
  • 長く登山を続けるか分からない人
  • 日帰り登山メインの人
まめぞう
まめぞう

普段登山はしなくて、「屋久島だけ行きたい!」「富士山だけは行きたい!」という方は、amazonの物を買うか、レンタルという手もありますよ♪

トレッキングポールは自分の用途に合わせて選ぼう

出典:Canva(outdoor trekking – Canva提供の写真)

モンベルとamazonで買えるトレッキングポールを徹底比較しました。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の登山スタイルに合ったもので選ぶといいですね。

登山初心者の方はまずamazonの安いトレッキングポールを使ってみて、今後自分の登山スタイルに合わせてアウトドアブランドの物を選んでいくのもアリですよ。

試しにトレッキングポールを使ってみて、登山を楽しんでくださいね!

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