今年はテント泊に挑戦しませんか?
こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!
コロナで登山を始めた方も多い中、今年はテント泊にも挑戦してみたい!とお考えの方もいらっしゃると思います。テント泊では日帰りや小屋泊に比べて、格段に荷物が増えます。
重たい荷物を持って歩くのは辛いですが、登れる山の幅もグンと広がり、何より宿泊費を安く抑えて絶景が楽しめます。
今回は少しでも快適にテント泊登山が楽しめるよう、大型ザックの選び方やおすすめ商品を紹介していきます。
テント泊におすすめの容量
初心者の方でパッキングに自信のない方は60~70リットルの購入をおすすめします。テント場を去るときにテントをたたむと結露で濡れているせいもあって、家でパッキングした時のサイズにはなかなかなりません。
そのため50リットルのザックだと出発前のパッキングに手こずってしまいます。60リットル以上であれば収納スペースに余裕があるので、多少テントの収納サイズが大きくなってもすぐにパッキングすることができます。
ここで注意していただきたいのが、登山用ザックにおいて大は小を兼ねないということです。「大きいザックがあれば日帰りも小屋泊もテント泊もいけるからこれ1つあればいいじゃん!」と思わないでくださいね。
テント泊サイズのザックに日帰りの装備を詰めると、かなり空きスペースができます。大きな隙間があると、歩いている間荷物が振れてしまい、身体の軸がぶれて疲れやすくなります。
最悪の場合荷物が振れたことによってバランスを崩し、滑落もあり得ます。登山用ザックは使用シーンに合わせて複数持つことを検討してください。
大型ザックを選ぶときに注意すべきポイント
収納の数
テント泊となると、テントにポールにグラウンドシートに寝袋にスリーピングマットに・・・と、とにかく荷物が増えます。食事も3食すべて自分で調理することになるので、小屋泊や日帰り登山に比べると段違いの量です。
たくさんの荷物を上手くパッキングして、必要な時にサッと取り出せるように、収納スペースが多いザックを選んでおくと便利です。
個人的には2気室タイプをおすすめします。下にテントや寝袋などテント場でしか使わないものを詰め込み、上に食料や防寒着などを入れておくと便利です。1気室でもフロント部分が大きく開いたり、サイド部分からメインの荷室にアクセスできるようなものだと良いですね。
ショルダーハーネスとヒップベルト
テント泊装備をすべて詰め込むと、1泊でもザックの重さは10~15kgほどになります。そのためテント泊装備ではヒップベルトが必須です。ヒップベルトの付いていないものや簡易的なものだと、肩が痛くなってしまいます。
ショルダーハーネス、ヒップベルト共にパッドに十分厚みがあるザックを選びましょう。また購入する前にお店でフィッティングをして、ショルダーハーネスが肩から浮いていないか、背中が空いていないかなどしっかりチェックしましょう。
身体に合っていないザックでのテント泊登山は、とてつもなくきついです。こちらの投稿でザックのフィッティング方法を解説しているので、是非参考にしてください。
【登山】日帰り用バックパック(ザック)の選び方を解説!おすすめ商品6選も
おすすめ商品6選
カリマー クーガーグレース55-70
カリマーのクーガーグレースは2気室の雨蓋タイプというオーソドックスな作りで、初心者の方でも扱いやすいザックだと思います。
私もテント泊ではクーガーグレースを使用しています。両サイドのポケットはチャックを開けばマチが広がる構造になっており、最大70リットルの容量まで増やすことができるので、テントのポールなんかも楽々入ります。
ショルダーハーネスとヒップベルトがかなりしっかりした作りになっているので、個人的には包み込まれているような感覚があります。知り合いに貸した際、しっかりしすぎてて苦手と言っていたので、好みは分かれるかもしれません。
ですが作りがしっかりしている分、長く使えるザックだと思います。
・2気室/雨蓋タイプ
・容量:55-70リットル
・重量:2,550g
・レインカバー:なし
・価格:¥36,300
・カラーバリエーション:3色
ドイター フューチュラAir Trek 60+10
ドイターのフューチュラAir Trekは雨蓋の高さが調節でき、最大70リットルまで容量を増やすことができます。テント場を出るときは荷物の嵩が増えがちなので、嬉しい機能です。
またAir Trekの名の通り、メッシュ素材の背面パッドがザック本体から離れているため、通気性が抜群です。汗かきの方は快適に背負えると思います。
背面パッドの高さも調節できる上、ヒップベルトも腰の動きに追従してくれる作りになっているため、フィット感も申し分なく重たいテント泊装備を持っても疲れにくいです。
・2気室/雨蓋タイプ
・容量:60-70リットル
・重量:2,150g
・レインカバー:あり
・価格:¥31,900
・カラーバリエーション:2色
モンベル アルパインパック60
モンベルのアルパインパックは1気室のロールアップタイプのザックです。縫製箇所を減らすことによって、軽量性が追求されています。
アルパインパックの内側には「アクアバリアサック」という防水性のある袋が標準搭載されていて、ロールアップタイプの出し入れ口と合わせることで高い防水性を実現しています。
別売りの雨蓋を装着すれば、10リットル容量を増やすことができ、収納スペースも確保できます。1気室でメインの荷室へのアクセスも1か所しかないので、底にある荷物は取り出しにくいのがちょっと残念ですね。
できるだけ軽いテント泊用ザックを探している方にはおすすめです。
・1気室/ロールアップタイプ
・容量:60リットル
・重量:1,660g
・レインカバー:なし
・価格:¥22,880
・カラーバリエーション:3色
オスプレー イーサープラス70
オスプレーのイーサープラスは2気室構造でありながら、上の荷室へはフロント部分のチャックを開ければすぐにアクセスできるという便利仕様になっています。雨蓋タイプで蓋を開けることなく、メインの荷室へアクセスできるのはかなり便利です。
雨蓋は取りはずせば本格的なバックパックに早変わりします。アタックザックを別で持って行く必要がないので、大変便利です。
また普通はサイドにしか付いていないコンプレッションベルトがフロント部分にも付いているので、荷物の揺れをより抑えることができます。細部まで気の利いたザックですね。
・2気室/雨蓋タイプ
・容量:S/M:68リットル、M/L:70リットル
・重量:S/M:2,590g、M/L:2,710g
・レインカバー:あり
・価格:¥42,900
・カラーバリエーション:3色
ミレー サースフェー60+20DL
ミレーのサースフェーは、フロント部分にあるジッパーを開けば容量が広がります。最大20リットルまで容量を増やせるので、荷物の嵩が増えてしまっても安心です。
ヒップベルト部分にある折りたたまれているポケットを広げれば倍の大きさになるので、登山地図を入れておくのに便利です。
また雨蓋は取りはずして大きめのウエストポーチのような感覚で使えるので、アタックザック不要なのが嬉しいですね。
背面パッドは面ファスナーで高さを微調整できるので、背中にフィットしやすいです。ですがザックのフレームが外に出ているタイプなので、フレーム部分が首の付け根に当たって痛い人もいます。サースフェーは購入前に必ずフィッティングしましょう。
・2気室/雨蓋タイプ
・容量:60+20リットル
・重量:2,470g
・レインカバー:あり
・価格:¥31,900
・カラーバリエーション:1色
グレゴリー カトマイ55
グレゴリーのカトマイは背面パッドに「フリーフロートサスペンション360」という技術を採用しており、背面パッドからヒップベルトまでが一体となることで、高いフィット感を実現しています。
背中のメッシュにはバクテリアの繁殖を防ぐ加工がされているので、夏場のテント泊登山でもザックが臭くなりにくいです。
メインの荷室へは上からだけでなく、フロントとサイドの3方向からアクセスできるので荷物が出し入れしやすいです。
またサイド部分にはボトルを斜めに入れることができるポケットが収納されているので、立ったままでの水分補給も楽々です。
グレゴリーのザックは表記されている容量がマックスになるので、荷物の嵩が増えた場合どうしようもありません。パッキングに自信がない方はやめておいたほうが良いかもしれません。
・2気室/雨蓋タイプ
・容量:SM/MD: 50リットル、MD/LG:55リットル
・重量:SM/MD: 2,091g、MD/LG:2,124g
・レインカバー:あり
・価格:¥40,700
・カラーバリエーション:2色
大型ザックで悠々自適なテント泊を!
各メーカーから様々な機能満載の大型ザックが出ています。お店に行ってフッティングをしたり、収納の使いやすさを確認したりして、自分にぴったりのザックを見つけてくださいね。
テント泊ができればコストも抑えられて、行ける山の幅も広がるので、是非テント泊用の大型ザックをゲットして、悠々自適なテント泊登山を楽しんでください。
ザックのフィッティングについてはこちらの投稿を参考にしてください。
【登山】日帰り用バックパック(ザック)の選び方を解説!おすすめ商品6選も
テントについても投稿しているので、合わせてご覧いただけると嬉しいです。
【初心者向け】山岳用テントの選び方を解説!おすすめ商品6選
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