(2022/6/3更新)
初めての登山靴を選ぶときにまず候補に入るであろうブランドが「モンベル」ですよね。
値段も手ごろで多くのラインアップから自分に合った1足を選ぶことができます。
そんなモンベルの登山靴が2022年の春夏シーズンから大幅刷新されるんです。
今回はモンベルの新しい登山靴をいち早くレビューしていきます。
この記事を読むと
・そもそもモンベルの登山靴は何が良いの?
・種類が多すぎてどれを選べばよいか分からない
・登山靴を選ぶときに気を付けることは?
ということが分かります。
こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!
学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴10年目になりました!
スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーの直営店で働いています。
モンベル登山靴のおすすめポイント
滑りにくいソール
モンベルの登山靴には「トレールグリッパー」というモンベル独自開発のソールが使用されています。
これがとにかく滑りにくいんです。
世界的に有名なビブラムソールよりも高いグリップ力を発揮してくれるんです。
ゴムの配合・ブロックパターンを工夫することで、苔や木々の多い日本の山に適したソールになっています。
豊富なサイズ展開
モンベルの登山靴はサイズ展開が多いのも魅力の一つです。
女性用は22.0~26.0cmまで、男性用は24.0~31.0cmまで展開されており、さらに3E~4E対応の幅広モデルも準備されています。
足の幅が狭い方にはモンベルが正規代理店を務めるAzoloというイタリアのメーカーの靴がおすすめです。
修理対応で長く履ける
モンベルは修理対応もしてくれるため、お気に入りの登山靴を長く履くことができます。
ソールの張替えだけでなく、破れたり穴が開いてしまった部分の当て布修理もしてくれます。
お店に持って行っても良いですし、ダウンロードした修理受付表を添付して修理部門に直接送ってもOKです。
登山初心者におすすめモンベルの登山靴4選
マウンテンクルーザー400
マウンテンクルーザー400はモンベルのミドルカット・ハイカットクラスの中で1番軽量で、ソールも柔らかめにできています。
そのため登山靴は初めて履くし、日帰りの低山メインでしか登らないという方にオススメです。
履き込み口がこれまでのワオナブーツよりも柔らかくなっており、これまで足首周りに痛みを感じていた人も試す価値はあると思います。(2022/06/03追記)
ワイドモデルは男性しか展開されていませんが、アッパーが柔らかめなので外反母趾で親指や小指付近が当たるという女性の方でも履きやすい靴です。
おすすめの人
- 登山靴を初めて履く人
- 日帰り低山メインでしか活動しない人
- 外反母趾の女性
マウンテンクルーザー600
マウンテンクルーザー400よりもソールが固めになるため、岩場も歩いてみたい!アルプスも登ってみたい!という方にオススメです。
ソールは硬さがありながらもそこまで重たくないので、登山デビューで今後色々な山に登ってみたいという方はマウンテンクルーザー600の方が良いでしょう。
写真はアッパーがファブリックのタイプですが、レザータイプも販売されています。
雪山の低山や小屋泊でアルプスを登るという方にはレザーアッパーの方がおすすめです。
(2023/3/20追記)
「足首部分の縫い目のようなものがくるぶしに当たって痛い」という話をちらほら聞きます。
若干の凹凸があるので、くるぶしの骨の出方によって違和感が出るかもしれません。
フィッティングの段階でくるぶし部分に違和感があるようなら、他の靴を選んだ方が良いです。
おすすめの人
- 岩場にチャレンジしてみたい方
- 小屋泊でアルプスを縦走してみたい方
アルパインクルーザー800
ここからはハイカットモデルを紹介します。
ゆくゆくはアルプスでテント泊縦走をしてみたい!という方は、ハイカットモデルを選んでも良いと思います。
ただミドルカットに比べて足首の固定力は強いため、十分な履き慣らしは必要です。
アルパインクルーザー800はアッパーにファブリックを使っている分履き心地が柔らかいのが特徴です。
そのため、ハイカットモデルデビューの方でも比較的馴染みやすいと思います。
重量も軽量なため、「重い靴は苦手!」という方にもオススメの1足です。
(2022/05/10追記)
店頭入荷していました!
前モデルがツオロミーブーツになるのですが、見た目で分かる部分では以下のことが変わっていました。
・足首部分の高さが少しだけ低くなっている。
・タン部分に切れ込みが入っている。
・履き込み口のスポンジがこれまでのツオロミーブーツに比べて薄くなっており、柔らかさが出ている。
登りの時の足首の可動域がこれまでのツオロミーブーツよりも広くとられているように感じます。
また履き込み口も柔らかくなっているため、「足首周りが擦れて痛い」という方には是非試してみてほしいです。
ハイカットデビューの方にはより履きやすくなっていそうな一足。
おすすめの人
- ハイカットの靴にチャレンジしてみたい方
- ゆくゆくは夏にテント泊縦走をしてみたいと思っている方
- 柔らかめの登山靴が好みの方
アルパインクルーザー800レザー
(2023/3/20更新)
「アルパインクルーザー800レザー」は「アルパインクルーザー2000」の後継モデルです。
「アルパインクルーザー800」のレザータイプです。
旧モデルよりも履き込み口が柔らかくなり、軽量化も図られています。
レザーシューズは「硬い、重い」という印象がありますが、登山靴デビューの方でもチャレンジしやすいです。
ただやはりナイロンメッシュの「アルパインクルーザー800」に比べると、登山靴デビューの方は足に馴染むまで少し苦労します。
春~秋の3シーズンはもちろんですが、低山の雪山レベルならこれで問題なくいけるので、オールシーズン使える靴がほしい方にオススメの1足です。
おすすめの人
- オールシーズン使える靴がほしい方
- ミドルカットでの登山は慣れたのでハイカットも履いてみたい方
比較表
購入の際は必ず試し履きを!
同じメーカーでも靴によって微妙に幅などのサイズ感やフィット感が違います。
靴が合わずに山で痛い思いをすると本当に辛いので、登山靴はお店で店員さんとコミュニケーションを取りながら必ず試し履きをしてくださいね。
登山靴を選ぶポイントは↓こちら↓で解説しています。
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