登山におすすめレインウェア6選!選ぶときに見るべきポイントも解説

ウェア

2021/6/22更新

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登山にレインウェア持って行っていますか?

こんにちは、まめぞうです!突然ですが、あなたは登山にレインウェアを持って行っていますか?「雨の日は山に行かないから大丈夫!」、「撥水のウィンドブレーカー持ってるし、大丈夫でしょ?」と考えていませんか?

山は天気が変わりやすいものです。登山スタートの時は晴れていたのに、山頂では雨なんてことも十分あり得ます。

レインウェアはウインドブレーカー代わりにも使えて、寒さをふせぐこともできるので、登山を始めていただくなら是非買っていただきたいウェアです。

この記事ではレインウェアを選ぶときにチェックすべきポイント、おすすめ商品を6つ紹介していきます。

レインウェアを選ぶときにチェックすべきポイント

防水性

O-DAN

防水性は「耐水圧」という値で表されます。この値が高ければ高いほど、防水性は高くなります。

耐水圧とは生地の耐水性を表す値で、水分が生地を通過しないようにする機能を示します。例えば耐水圧10,000mmであれば、生地の上に1cm四方の柱を立て、その中に水を入れていった場合、10,000mm=10mの高さになった水の圧力に耐えられるということです。
レインウェアでは耐水圧10,000mm以上あると良いでしょう。

とは言えメーカーさんによっては、耐水圧を公表していないところもあります。ですが各社JISやISO規格でしっかり試験して、それをパスできたものを出しているので、耐水圧が公表されていないから買わないと思わないでいただきたいです。

ポイント
・防水性=耐水圧
・耐水圧は10,000mm以上あるとOK

透湿性

筆者撮影

透湿性はウェア内の蒸れを外部に放出してくれる機能です。表生地の裏側に貼り付けられたメンブレンがこの役割を果たしてくれます。世界的に有名なもので言えばGORE-TEXがこれに当たりますね。ほかにも各社独自の透湿防水素材を出しています。

透湿性は1㎡の生地が24時間に何gの水分量を放出したかを測定します。測定方法としてはA-1とB-1の2種類がありますが、B-1の値を公表しているメーカーが多数です。この値が大きければ大きいほど、透湿性は高くなります。

とは言え外気の湿度とウェア内の湿度があまり変わらなければ、いくら透湿性の値が高くてもウェア内の湿気は放出されにくくなります。そのため暑がりの方はベンチレーション付きのものを選んだ方が、一気に蒸れが放出されるので良いでしょう。

ポイント
・透湿性=ウェア内の蒸れを外に出してくれる機能
・暑がりの方や運動量の多い方は、ベンチレーション付きを選ぶのがおすすめ

重量

出典:写真AC

レインウェアは基本的にザックの中に入れて持ち歩くものになるので、重量も考えたいところです。最近では各社から薄くて軽いレインウェアが多く出ています。

ですが軽量性を追求したレインウェアは使用している生地が薄くなります。結果枝に引っ掛けたり、岩で擦ったりしたときに破れやすくなります。また摩擦にも弱くなるので、テント泊装備の荷物を持つとショルダーパッドによりの部分が摩耗します。

日帰りしか行かない人(荷物は30リットル以下)は薄手のレインウェアでも良いですが、テント泊装備の人は厚手のものを選ぶことをおすすめします。

ポイント
・軽いレインウェア=生地が薄い
・軽いものは破れ、摩耗しやすい
・重たい荷物を持つ人は厚手のレインウェアを買うのがベター

レインウェアおすすめ商品6選

モンベル ストームクルーザージャケット

出典:モンベル(モンベル | オンラインショップ | ストームクルーザー ジャケット Men’s (montbell.jp))

ストームクルーザーは優れた防水性・透湿性・軽量性を備えたモンベルレインウェアの決定版と言っても過言ではないレインウェアです。

表地には20dのリップストップを使用しているので、軽量性だけでなく強度も持たせているのですが、何より縫製箇所を少なくしていることでも軽量性を追求しています。

ストームクルーザーはレインウェア=ゴワゴワするものという概念を打ち砕く、しなやかな着心地です。これを実現しているのが「GORE C-KNITバッカー」です。

ストームクルーザーは表地+GORE-TEXメンブレン+薄手のニットを張り付けた3層構造になっています。3層目にあたる薄手のニットがGORE C-KNITバッカーで、これが絶妙に柔らかく、しなやかな着心地を実現しています。

モンベル レインダンサージャケット

出典:モンベル(モンベル | オンラインショップ | レインダンサー ジャケット Men’s (montbell.jp))

レインダンサー最大の魅力は価格です。GORE-TEXを使っているレインウェアは他社メーカーだと¥30,000、中には¥50,000を超えてくるものも多い中、レインダンサーは¥20,000以下で買えるのです。

それでもスペックは申し分なく、耐水圧50,000mm以上、B-1は25,000g/m2/24hrsと十分すぎるスペックです。

表地は50dの生地を使用しているので、重量はありますが耐久性はバッチリです。GORE-TEXのジャケットは気になっていたけど、値段がネックで手が出ないという方に是非見ていただきたい1着です。

ファイントラック エバーブレスフォトンジャケット

出典:ファイントラック(エバーブレスフォトン | 国産アウトドアブランドのファイントラック (finetrack.com))

エバーブレスフォトンジャケットは、ファイントラックの独自透湿防水素材「エバーブレスフォトン」を使用したレインウェアです。

このウェアの最大の特徴はヨコ方向のストレッチ性です。
ポリカーボネート樹脂がメンブレンに使用されているため、ポリエステル樹脂のメンブレンを使用した製品よりも柔らかく、ストレッチ性に優れます。

またポリカーボネート樹脂は加水分解しにくいのも大きなポイントです。

さらに脇腹にベンチレーションが付いているので、ウェア内の蒸れを素早く放出してくれます。運動量が多い方におすすめしたいレインウェアです。

ノローナ ビティホーンドライ1ジャケット

出典:ノローナ(bitihorn dri1 Jacket (M) | FULLMARKS (full-marks.com))

ノルウェーのアウトドアブランド、ノローナのビティホーンドライ1ジャケットは、dri1というノローナ独自の透湿防水素材を使用しています。

GORE-TEXにも引けを取らない透湿性がありながら、脇下についているベンチレーションでウェア内を常に快適に保つことができます。

ビティホーンドライ1ジャケットは裏に薄手のニットを貼っておらず、表地+透湿防水メンブレン+コーティングの2.5層のジャケットです。3層ジャケットに比べて柔らかく、しなやかな着心地です。

また100%リサイクルナイロンの生地を使用しており、エコフレンドリーなレインウェアです。そして北欧ブランドだけあって、とにかくデザインがスタイリッシュなので街着としてもおすすめです。

コロンビア アウトドライエクストリームナノライトシェル

出典:コロンビア(アウトドライエクストリームナノライトシェル|アウトドア用品のコロンビアスポーツウェア公式通販サイト (columbiasports.co.jp))

本来生地の内側にくるべき透湿防水メンブレンを表面に持ってきたのが、コロンビアのアウトドライエクストリームナノライトシェルです。

メンブレンが外側にあるメリットは表の生地が恒久的に保水しないこと、つまり生地の表面からウェア内部に水が浸透しないことです。

モンベルでもGORE-TEXシェイクドライという素材を使用した表メンブレンのレインウェアがありますが、コロンビアはそれを自社の独自素材でやっています。

透湿性も十分高いのですが、脇下にベンチレーションが付いているので、すぐに換気ができるのもポイント高いです。

ただ1点注意すべき点があります。表面にメンブレンを持ってきているので、強度は低いです。重たい荷物を背負われる方だとショルダーパッドでジャケットの表面が擦れてしまいます。

トレランやスピードハイクをされる方で、軽量かつ防水性の高いレインウェアをお探しの方におすすめです。

ワークマン DiALiGHTカットレインジャケット

出典:ワークマン(F20 DiALiGHT(ディアライト) カットレインジャケット | 作業着のワークマン公式オンラインストア (workman.jp))

ワークマンのDiALiGHTカットレインジャケットは、とりあえずレインウェアがどんなものか試してみたいという方におすすめです。

耐水圧は5,000mmとアウトドアメーカーに比べると劣りますが、¥3,900で買えるレインウェアなんてないです

薄手でストレッチも効いているので、ウィンドブレーカー代わりに着ても良いですね。山は始めたばかりなので、とりあえず安いもので装備は揃えたいという方におすすめのウェアです。

ただしアルプスなど高山に行く時は、アウトドアブランドのものを購入されることをおすすめします。低山ハイキングしか行かないという方は、とりあえずDiALiGHTカットレインジャケットでOKです。

比較表

ストームクルーザーレインダンサーエバーブレスフォトンビティホーンドライ1アウトドライエクストリームDiALiGHTカット
耐水圧50,000mm以上50,000mm以上5,000mm
透湿(B-1)35,000g/m2/24hrs25,000g/m2/24hrs10,000g/m2/24hrs (A-1値)10,000g/m2/24hrs
透湿防水素材GORE-TEX C-KNITバッカーGORE-TEXファブリクス3レイヤーエバーブレスフォトンdri1アウトドライエクストリームDiALiGHT
重量254g335g295g220g (L)212g (M)
価格¥22,880¥18,480¥25,300¥35,200¥33,000¥3,900
公式サイトモンベルモンベルファイントラックノローナコロンビアワークマン

レインウェアと一緒に安心快適登山を!

レインウェア1枚あれば雨だけでなく風も凌ぐことができ、低山の雪山もレイヤリング次第で何とかなります。まさに持っておいて損はないウェアです。

レインウェアは持っておいた方が良いと聞くけど何が良いか分からないという方、登山を始めたばかりでこれから装備を揃えていくという方の参考になれば嬉しいです。

お気に入りのレインウェアで山を安心して楽しんでください。

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