コスパ最強ワークマンのブロックフリースをパタゴニアのR1と比較してみた

ウェア

こんにちは、このブログの中の人、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!

学生時代にワンダーフォーゲル部で山を始め、登山歴10年目になりました!

スポーツ・アウトドアブランド向けに機能性生地を開発・販売する商社を経て、今は国内某アウトドアメーカーの直営店で働いています。

登山を始めたい、もっと色んな山に登ってみたい!という方を応援したい気持ちで書いています☻

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ワークマンでアレにそっくりなフリースを発見

筆者撮影

ワークマンで登山のミドルレイヤー(中間着)として使用できそうなフリースを発見しました。

その名も「ブロックフリーストレッキングハーフジップ」。お値段は¥1,280(税込み)なんです。

フリースを¥1,500以下で買えるのかと正直驚きました。

買って帰ってよく見てみると、パタゴニアのR1ジャケットに似ているんです。

そこで今回はワークマンのブロックフリーストレッキングハーフジップとパタゴニアのR1ジャケットはどこがどう違うのか、徹底比較してみます。

ワークマン ブロックフリーストレッキングハーフジップ

出典:ワークマン(1391 ブロックフリーストレッキング ハーフジップ | 作業着のワークマン公式オンラインストア (workman.jp))

ワークマンのブロックフリーストレッキングハーフジップはユニセックスでサイズはS~3Lまでの5サイズ展開されています。

色も6色展開とかなり色数が多いです。

ちなみに私は身長163cmでSサイズを購入しました。

丈感としては裾が腰骨に届くぐらいです。女性であればSサイズで問題ないと思います。

ハーフジップタイプだけでなくクルーネックタイプもラインナップされているので、使用シーンに応じて選べます。

パタゴニア R1フーディ

出典:Patagonia(ウィメンズ・R1フルジップ・フーディ | パタゴニア公式サイト | W’s R1 Full-Zip Hoody (patagonia.jp))

パタゴニアのフリースシリーズで薄手の部類にあたるR1シリーズはMen’sでXS~XXLまでの6サイズ、Women’sでXXS~Lまでの5サイズが展開されています。

ピッタリめのシルエットなので大きく体を動かしてもウェアがもたつかず、快適に動けます。

私は身長163cmでWomen’sのSサイズを着用しています。

夏山高山の行動着・保温着として、冬山低山の行動着としてかなり重宝しているジャケットです。

そもそもブロックフリースとは?

筆者撮影

写真のように起毛した生地がブロック状に配置されたものをブロックフリースと呼びます。

最大の特徴は起毛したブロックとブロックの間に起毛されていない生地があることです。

起毛していない部分から空気が通り抜けてくれるため、普通のフリースよりもウェア内の蒸れを逃がしてくれます。

起毛部分で保温性を持たせつつ、起毛していない部分で通気性をもたせているのがブロックフリースのポイントです。

ワークマンのブロックフリースとパタゴニアのR1フーディを比較

生地の厚み

筆者撮影

ワークマンのブロックフリーストレッキングハーフジップとパタゴニアのR1フーディを並べてみると、生地の厚みは一目瞭然ですね。(上:ワークマン、下:パタゴニア)

起毛部分を見てみても、パタゴニアのR1の方がブロックのサイズが大きく、フワッとしていることが分かります。

保温性はパタゴニアの方が高そうです。

重量

筆者撮影

ワークマンのブロックフリーストレッキングハーフジップはSサイズで234g、パタゴニアのR1フーディはWomsn’sのSサイズで329gです。

フードが付いているのと生地が厚い分、パタゴニアのR1の方が重たくなっています。

ポケット

筆者撮影

ワークマンのブロックフリーストレッキングハーフジップは胸部分に1つポケットがあります。

サイズはあまり大きくなく、iPhone8がギリギリ入るぐらいのサイズ感です。

筆者撮影

一方パタゴニアのR1フーディは腰部分にカンガルーポケットが付いています。

内側は起毛時になっているので、寒い時はポケットに手を入れて温めることもできます。

筆者撮影

またポケットの内側にはジッパー付きの隠しポケットがあるので、財布やスマートフォンなど大事なものはここに入れておけば安心です。

収納量はパタゴニアのR1フーディの方が多いです。

袖の作り

筆者撮影

ワークマンのブロックフリーストレッキングハーフジップには袖部分にサムホールが付いています。

穴の部分に親指を通すことで、手の甲を温めることができるんです。

¥1,280でサムホールを付けてくるところはさすがワークマンだと思います。

一方パタゴニアのR1フーディにはサムホールは付いていません。

筆者撮影

ですが袖口の縫製が特徴的で、横方向のステッチが斜めに取られています。

これによってごろつきや不快な締め付け感を感じにくくなっています。

この辺りの細かな作りはさすがパタゴニアです。

ストレッチ性

筆者撮影

ストレッチ性はワークマンのブロックフリースにもパタゴニアのR1にもあります。

ワークマンのフリースもパタゴニアと遜色ないぐらいストレッチ性があるので、3点支持で岩を登るようなシーンでもストレスを感じにくいと思います。

脇下の縫製

筆者撮影

ワークマンのブロックフリースには脇下部分に異なる素材の生地が使われています。

写真のようにメッシュ地になっているため、脇下部分からもウェア内の蒸れを効率的に出してくれるんです。

また脇下にこのメッシュの生地を使用することによって、前身頃と後見頃を直接縫い合わせるよりも動きやすくなっています。

筆者撮影

パタゴニアのR1フーディもワークマンと同じく脇下にプラス1枚多く生地を使っているので、動きやすさは申し分ないです。

しかも脇腹部分にかかるぐらい広い範囲で生地が使用されているので、より肩・腕回りの動きを阻害しないような作りになっています。

ただしグリッドフリースの生地を使用しているので、通気性を考えるとワークマンのブロックフリースの方に軍配が上がります。

メッシュのような薄い素材を使用していない分、パタゴニアのR1は保温性に優れています。

ジッパーの作り

筆者撮影

ワークマンのブロックフリーストレッキングハーフジップはジッパーの引手が小さめなので、手袋をしたまま上げ下げするのは難儀しそうです。

ですがジッパーの引手の小ささを除けば、このジッパーの部分はワークマンの作り込みがかなり感じられますよ。

筆者撮影

ジッパーの裏には比翼が付いており、これによってジッパーの隙間から風が入ってくるのを防いでくれます。

またチンガードも付いているので、ジッパーを1番上まで上げたときにジッパーが顎に当たって冷たい・不快ということがありません。

筆者撮影

パタゴニアのR1はジッパーの引手が大きく紐もついているので、手袋をしたままでもジッパーの上げ下げが簡単にできます。

筆者撮影

ですがR1の方にはワークマンのような比翼は付いていません。

またチンガードも引手全体を覆うようなものではないので、1番上まで上げたときに顎に当たります。

冬場はネックウォーマーをしていないと少し冷たく感じるかもしれません。

比較表

重量ポケット生地の厚みサムホールジッパー
ブロックフリーストレッキングハーフジップ234g胸1か所薄手あり小さめ
R1フーディ329g両腰部分に2か所
隠しポケット1つ
中厚手なし大きめ
引手つき

ワークマンのブロックフリーストレッキングハーフジップがオススメな人

  • 春、秋の低山や夏の2,000m級の山での登山がメインの方
  • 蒸れにくいフリースがほしい方
  • ウェアは動きやすさ重視の方

パタゴニアのR1フーディがオススメな人

  • 春〜秋・冬の低山、夏の3,000m級の高山をメインに登山される方
  • 蒸れにくさよりも保温性を重視される方
  • ピッタリめのシルエットが好きな方

ワークマンのブロックフリースは登山初心者にオススメ!

出典:PexelsによるPixabayからの画像

細かな部分を比べると山で使うことを想定すればやはりパタゴニアに軍配が上がりますが、それでも同じようなフリースが¥1,280で買えてしまうのは驚きです。

登山デビューしたばかりの方であれば低山で十分使えるスペックなので、ワークマンのブロックフリーストレッキングハーフジップは是非一度試してみていただきたい1着です。

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