【初心者向け】登山用ヘッドランプの選び方を解説

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登山にヘッドランプ持って行っていますか?

出典:Free-PhotosによるPixabayからの画像

こんにちは、まめぞう(@mamezou_outdoor)です!

突然ですが、登山に行く時はヘッドランプを持って行っていますか?

日帰りも小屋泊もテント泊も関係なく、ヘッドランプは必ず持っていくべきアイテムです。

今回はヘッドランプを選ぶ時にチェックすべきポイントを解説していきます。

日帰り登山でもヘッドランプは必要?

筆者撮影

そもそも「日帰り登山でもヘッドランプは必要なの?」と思われている方、多いのではないでしょうか?

結論、日帰りでもヘッドランプは持って行くべきです。

山では何が起こるか分かりません。次のようなことが十分ありえます。

・足をくじいて歩くのが遅れ、日が暮れてしまった。
・道に迷ってしまい引き返して正しいルートに復帰したものの、暗くなってしまった。

このような状況で暗くて道も見えなくなった時にヘッドランプを持っていれば安心です。

光があるだけで多少は気持ちも落ち着くでしょう。

「スマートフォンのライトでもいいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、スマホのライトでは不十分です。

遠くまで照らせないため、分岐や目印を見落としてしまい遭難ということもあり得ます。

万が一遭難してしまった場合、連絡手段としてのスマホのバッテリーをできるだけ長持ちさせてあげるためにも、ヘッドランプは携行しておきたいですね。

ヘッドランプを選ぶときのポイント

明るさ

出典:StockSnapによるPixabayからの画像

ヘッドランプの明るさは「ルーメン」という単位で表されます。数値が大きければ大きいほど明るくなります。

とは言えお店に行くと60ルーメンから1000ルーメンまで、種類が多すぎて「どの明るさが自分に合っているの?」と悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

登山タイプ別にオススメの明るさを解説します。

①日帰り登山メインで、グループ登山をされる方。
※グループのリーダーではない方向けです。
→60~80ルーメンの小型タイプがオススメ。

②グループ登山のリーダーの方、テント泊登山で夜中や未明から活動される方。
→100~200ルーメンのスタンダードタイプがオススメ。

③ナイトハイクをされる方、ルートファインディングが必須の大会に参加される方
→高照度のハイスペックモデルがオススメ。

登山を始められたばかりで、低山しか行かないという方は60~80ルーメンの小型タイプをお守り代わりに持って行くのが良いですね。

また今は低山メインだけど、今後はテント泊にも挑戦したい、アルプスも挑戦したいという方は初めから100~200ルーメンのものを準備しておくと良いと思います。

バッテリータイプ

出典:Андрей БакланによるPixabayからの画像

バッテリータイプは次の3つに分かれます。

①乾電池タイプ
②充電式タイプ
③充電式+乾電池のハイブリッドタイプ

結論から言うと③の充電式+乾電池式のハイブリットタイプをオススメします。

乾電池式タイプのヘッドランプが一番安いのですが、乾電池代を考えると維持費がかかります。
また表記されているルーメン数は、乾電池を入れたばかりの状態をMAXとしているので、電池の残量が減れば明るさも低下していきます。

その点充電式タイプでは充電した状態の明るさがMAXのため、充電さえすれば常にMAXの状態で照らせます。
デメリットとしてはヘッドランプ代が乾電池式タイプより高いというところですね。
ですが乾電池代の維持費はかからないので、コストパフォーマンスは高いと思います。

とは言えテント泊で充電式ヘッドランプを使っていてバッテリーがなくなってしまったら、いざというとき困りますよね。

そんな時のために乾電池でも動作するハイブリッドタイプを選んでおくと安心です。

予備の乾電池を持っていれば、万が一バッテリーが切れてしまっても使えます。

照射モード

出典:FelixMittermeierによるPixabayからの画像

点灯できる光のモードが何種類あるかも購入前に把握しておきましょう。

大中小の光の強さと点滅、赤色灯の照射モードを備えているモデルが多いと思います。

赤色灯は山小屋で早立ちする時に、ほかの宿泊者の迷惑にならないよう準備をするのに使えます。

またビームモードも押さえておきましょう。

ビームモードはヘッドランプの光を1か所に集中して当てることができるモードです。
広範囲をボヤっと照らすだけのヘッドランプだと、遠くにあるマーキングや標識、分岐を見つけにくいです。

一方ビームモードを使用して光を一点に集中して当てることができれば、標識などが見えやすくなり、道迷いの危険が減ります。

ですがメーカーによっては「ビームモード」という記載がない場合があります。

見極める基準として近いルーメン数のモデルを比べたときに、照射距離の長いモデルの方が光を集中させられる特性が強いと覚えておくと良いですね。

お店の店員さんに聞くのが一番カタイので、分からなければ聞いてみましょう!

ベルトのタイプ

筆者撮影

ヘッドランプを使うときは頭に付けて使います。

そのためベルトが細いとしっかり固定できず、ずり落ちてきてしまい危険です。

写真のようなシンプルな作りの太いベルトのものを選びましょう。

頭の頂点を通るベルトが付いたタイプのヘッドランプもありますが、取り外しがしにくいのであまりオススメしません。

防水性

出典:Peter KramerによるPixabayからの画像

アウトドアメーカーが出しているものは基本的に防水性なので、そこまで気にする必要はないと思います。

ですがもしamazonなどで安めのものを買う場合は、しっかりチェックしておきましょう。

防水性はIPXという数値で表されます。

登山用であれば最低でもIPX4、IPX5~6あれば安心です。

IPX4:いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない。
〈テスト方法〉
300~500mmの高さから、全方向に10ℓ/分の放水を10分間
→ハイキング向け

IPX5:いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない。
〈テスト方法〉
3mの距離から全方向に12.5ℓ/分、30kpaの噴水流を3分間

IPX6:いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない。
〈テスト方法〉
3mの距離から全方向に100ℓ/分、100kpaの噴水流を3分間
→アルプスなど強い雨が予想される登山向け

最初の1台に選ぶべきヘッドランプ

上記のことをまとめると、最初に選ぶべき1台はこのスペックのヘッドランプをオススメします。

・100~200ルーメン
・充電式+乾電池式のハイブリッドバッテリータイプ
・ビームモードのあるもの(照射距離の長いもの)
・太いベルト
・防水性IPX5~6

アルプス登山を目指して登山をされる方は初めは低山しか登らなくても、このスペックのヘッドランプを最初に買っておけば汎用性が高いと思います。

自分にぴったりのヘッドランプを見つけよう

出典:FelixMittermeierによるPixabayからの画像

日帰り登山ではヘッドランプを出す前に下山するのが一番ですが、万が一に備えて必ず持って行きましょう。

またテント泊を目標とされている方は、日の出前にテント撤収後歩き始めることもあるでしょう。

そんな時のために多少高くてもスペックの良いものを選んでおきましょうね。

初めてのヘッドランプ選びの参考になれば幸いです。次回はオススメのヘッドランプを紹介します。

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